初めてのヨーロッパ旅行。治安の面や文化の面でなんとなく「何か気をつけないといけないことがあるのでは?」とお思いの方もいるかもしれません。
そこでこの記事ではこれまでヨーロッパ8ヶ国に旅行したsaraさんにヨーロッパ旅行の注意点をまとめていただきました。(管理人もフランスやイタリアには行っていますのでその経験も踏まえてお伝えします!)
もくじ
- これまでにヨーロッパ8ヶ国訪れました
- 初めてのヨーロッパ旅行の注意点17個
- 注意点1;日本人に優しくない国も普通にあります
- 注意点2:クレジットカードがないと面倒で損です
- 注意点3:チップ事情は様々。基本的には払わなくてもよい
- 注意点4:予約しないと入れない施設もあるので注意
- 注意点5:クレジットカードの控えを必ずその場でチェック
- 注意点6:流しのタクシーは拾わない。配車アプリは必須
- 注意点7:レストランは普通に高い!
- 注意点8:お店の営業時間に要注意!
- 注意点9:飲酒はたしなむ程度で!
- 注意点10:ジプシーに注意!
- 注意点11:値引き交渉はしないこと!
- 注意点12:街歩きでは治安を常に念頭に置いておこう!
- 注意点13:ヨーロッパはユーロだけじゃない!
- 注意点14:言語に注意!案外英語は通じない!
- 注意点15:親切すぎる人に要注意!
- 注意点16:女性は服装に注意!
- 注意点17:無賃乗車にならないように!
- はじめてのヨーロッパ旅行の注意点まとめ
これまでにヨーロッパ8ヶ国訪れました
最初に私がこれまで訪れた国や都市をご紹介したいと思います。実際に旅行に行ったのは下記の8ヶ国です。旅行予定の国も入っているでしょうか?
\読み飛ばしたい方はこちら/
日本からの旅行客も多いイタリアやフランスといった国々はもちろん、音楽や美術を楽しむためにオーストリアのウィーンやオランダにも旅行へ行きました。
またベルギーのブリュッセルでは、ちょうど日本のお盆にあたる時期に2年に1度「フラワーカーペット」という、街の中心部のグランプラスに花が一面に敷き詰められてカーペットのようになる花の祭典があります。
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たった数日しか見られないフラワーカーペットを見に行くために行ったベルギーでしたが、料理も美味しく、花や町並みも綺麗で印象に残っている旅行の一つです。
訪れた国の治安はこんなかんじだった!
正直なところ、私自身は今までヨーロッパ旅行をした際にスリなどの危険な目に遭ったことはありません。
ただ訪れた都市の中でも、危険を感じて終始注意しながら観光をした都市と、比較的治安が良いと感じる都市は確かにありました。そこで私が肌身で感じた治安をレベル別に紹介してみようと思います!
※もちろん私が旅行した当時と状況が変わっている部分もあると思いますが、個人的に感じた治安状況をレベル5(治安は良い)~レベル1(治安に要注意) の順で分けて説明していきたいと思います。
※なお治安情報については必ず外務省の海外安全情報をご確認ください。
レベル5:オーストリア/ウィーン
オーストリアのウィーンは治安が良い都市だと感じました。ウィーンではオペラ座に行ったのですが、帰りが遅くなってしまった夜道(もちろん大通りですが)もあまり危険に感じることはありませんでした。
周りにも女性客同士で歩いている人もいたので、比較的安全なのだと思います。
ほかの国では浮浪者が多くいるような駅構内なども綺麗で、安心して利用することができました。街全体も明るく、22時くらいまでなら夜暗くなってからでも過度に心配しなくても外を歩ける街だと思います。
レベル4:フィンランド/ヘルシンキ、スイス/ジュネーブ、ベルギー/ブリュッセル
これらの3都市も治安は良い方だと思いました。
フィンランド自体は幸福度が高い国として知られているように、会う人も穏やかで親切な人が多く、観光客を狙ったスリや悪徳商法を手がけようとする人がいるようにはあまり感じられませんでした。
後述しているのですが、アルコールの規制も厳しい ため、夜遅くなっても酔っ払って絡んでくるような人がいないことも安心できる材料の一つだったと思います。
またスイスのジュネーブには国際連合、ベルギーのブリュッセルにはヨーロッパ連合の本部など、国際機関があることから警備がしっかりしています。
ただブリュッセルでのフラワーカーペットのような人が多く集まるイベントでは犯罪の可能性も高まるので注意が必要です。
レベル3:チェコ/プラハ
プラハ城で有名なチェコは、大通りでは手荷物への注意を常に払っておくことや、不審な人には近寄らない、脇道には入らないなどの最低限の注意で良い と思います。
しかし一歩小道に入ると細い路地裏のような場所もたくさんあり、少し危険を感じました。ホテルも必ずしも大通りには面していないことも多かったので怖いかもしれません。
そのため暗くなってからホテルに戻る際には人通りがある道を通りながら帰るなどの注意が必要になると思います。
またプラハには移民も多く、生活水準も決して高くはないため窃盗などの軽犯罪はよく見られます。カバンは肌身離さず持ち歩く、携帯電話などを出しっぱなしにしないなど貴重品をは不必要に人の目につくところに出さないようにすることが大事です。
レベル2:イタリア/ローマ
ローマは観光地も多く、日本からの旅行先としても人気の都市の一つです。
一方で観光客を狙ったスリなどが多いのも残念ながら事実です。特に観光客が多く集まるトレビの泉やコロッセオ周辺などは常にスリに警戒している必要があります。(本当にびっくりするほどスリが多いです)
せっかくの観光地なので写真をたくさん撮りたい気持ちも十分理解できますが、写真を撮っている人は標的になりやすいと言わざるを得ません。
観光客であることが一目でわかると同時に、写真を撮っている時はカバンなどへの注意が向きにくいので、スリにとっては格好のターゲットなのです。
また、ローマの中心駅であるテルミニ駅もスリや盗難がとても多いことで知られています。慣れない旅行先で切符を買うのに手間取っていたり、乗り場が分からずキョロキョロしていたりすると、すぐにターゲットにされて声をかけられます 。
親切に教えてもらえた!と思っている隙に何かを盗られているというパターンがとても多いので、基本的には声をかけられても無視するのが賢明です。
例えば下の画像はミラノ大聖堂という観光スポットですが、観光客に紛れてたくさんのスリがいました。
さらに、イタリア人男性は女性に巧みに声をかけてきます。
初めての海外旅行でイケメンのイタリア人男性に声をかけられたらテンションが上がってしまうことももちろん想像できますが、「一緒に写真を取ろう!」など言いながらもう一人の相棒がその隙にカバンの中を漁るというのは常套手段です。
また「写真を撮ってあげる」と言ってそのまま携帯やカメラを持っていってしまうこともあります。ナンパ目的で声をかけてきているのではなく、あくまでスリ目的であることを忘れないようにしましょう。
レベル1:オランダ/アムステルダム、フランス/パリ
ハブ空港があるオランダのアムステルダムや、フランスのパリはヨーロッパの中でも大都市かつ有名な観光地ですが、その分治安にも一層注意が必要です。
アムステルダムの駅前などは絶えず人が多いため、やはりスリに気をつける必要があります。人目があってもスリのプロはしっかり盗っていってしまうので、パスポートや現金、クレジットカードなどは簡単には盗れない工夫をしておきましょう。
※おすすめの旅行カバンに関しては下記の記事でご紹介しています!
またオランダは売春やドラッグが合法化されている珍しい国であるため、アムステルダムを歩いていると、見るからにテンションが高すぎる人に遭遇することがあります。
直接危害を加えられることは少ないと思いますが、危なそうだと思った場合には近寄らないことが賢明です。さらに、夜は特に売春やドラッグ使用の人が増えるため、夜遅くなってからの外出は極力控えるようにしましょう 。
フランスのパリもセレブなイメージがある一方で、貧困層も多くスリや強盗などの犯罪が横行しています。
最近ではパリで市民によるデモが長期化しているニュースがあることからもわかるように、生活水準への不満を抱える市民が多いのです。
またパリには移民も多く住んでいるため、貧しい人たちが生活のために犯罪に手を染めてしまうケースが少なからず存在します。
日本にいてはなかなか想像できないかもしれませんが、パリでは同情心を買うために小さな子供たちがお金をせがんできたり、無理やりカバンを引っ張って持っていこうとしたりすることも多くあります。
以前、元AKBの川崎希さんがパリでひったくりの被害に遭ったことを報告していましたが、その際の犯人も少年だったようです。
観光名所であるルーブル美術館の周辺もスリは多いですし、凱旋門やエッフェル塔など、お金を払わずに誰もが入れるエリアには観光客を装ったスリもたくさん待ち構えています。
入場料を払うためにお財布を出し入れするのは人目のつかないところで行うか、カードなどが入っている財布とその都度支払いをするための財布は分けておくなど、盗られない工夫をしておきましょう。
初めてのヨーロッパ旅行の注意点17個
さて前置きが長くなりましたが、ここからヨーロッパ旅行で注意するポイントを17個挙げてみようと思います。(多くなりすみません、、)
治安に関することはもちろん、日本とは違う生活習慣などに起因する注意点もあります。知らないとマナー違反になってしまったり、恥ずかしい思いをしてしまったりすることもあるので、旅行の前にヨーロッパのルールについて精通しておきましょう。
注意点1;日本人に優しくない国も普通にあります
まず最初に忠告しておきますと、ヨーロッパの国ではまだまだ人種差別の意識が根強く日本人をはじめてとした黄色人種を下に見ている人は普通にいます。
例えば私はイタリアで少し中心部を離れた場所を歩いていた際に「チャイニーズ!」と指をさされて笑われたこともありますし、ルーブル美術館では露骨にテキトーな対応をされたこともあります。
また道を聞いても全然教えてくれない、嘘を教えられるなんて事もありますので「外国人はみんな好意的で良い人」なんて思わず、「私は文化の違う”よそ者なんだ”くらいの気持ちを持って過ごした方が良いと思います。
注意点2:クレジットカードがないと面倒で損です
ヨーロッパに限らず海外旅行に行くのであればクレジットカードがないと非常に面倒ですし、何より損をします。
そもそもの前提のところで言えば、ヨーロッパは日本よりも遥かにキャッシュレスが進んでいてほとんどの店でクレジットカードをはじめとしたキャッシュレス決済が普及しています。
キャッシュレスの良いところは人前で現金を出す必要がないので、防犯面で安心なのは言うまでもありませんが、それだけではありません。
例えばホテルに宿泊する際には通常「デポジット 」といって宿泊料金の何割かを事前に預けることを要求されます。例えば500ユーロのホテルだったら200ユーロほど。
せっかく現金を持って行ったのにデポジットで預けてしまうと、現金がなくなって困りますよね?しかしクレジットカードがあれば、クレジットカードを提示しコピーをとってもらうだけで済むので現金が少なくなる心配もありません。
またそもそも海外旅行に行く際に多額の現金を両替して持っていくのは非常に損なのです。
というのも日本円を海外のお金に両替する際には何パーセントも手数料が取られてしまうから。一方でクレジットカードであれば、使っても手数料は取られないので結果的に両替するよりもお得になるのです。
さらに2020年現在ではキャッシュレス化がますます進んでいて、そもそも公共交通機関などでさえもクレジットカードがないと購入すらできない事もありますのでご注意ください。
ヨーロッパ旅行に使うクレジットカード選びの注意点
PINコードは必ず覚えておいて!
ヨーロッパのキャッシュレス決済では「PINコード」という4桁の暗証番号 の入力を必ず求められます。日本のようにサインで行ける場合はありませんので、必ず記憶しておきましょう。
アメックス・ダイナース・JCBは使えない店が多いので注意
日本では使えるクレジットカードも、海外では使えない!というパターンが存在します。それは「クレジットカードの銘柄」です。
クレジットカードは大きくVISA・マスターズ・JCB・アメックス・ダイナースなどがありますが、世界中どこでも使えるのはVISAとマスターズくらいです。
必ずVISAかマスターズのクレジットカードを用意しておきましょう!※詳しくは下記の記事で!
注意点3:チップ事情は様々。基本的には払わなくてもよい
海外旅行というとチップが必要なのかな?と思う方もいるかもしれません。しかしヨーロッパでは年々チップの文化が薄れてきているのが現状で、日常の生活(観光や宿泊、レストラン)ではチップを払う必要はありません。
※必要な場合はもともと含まれている場合が多い。
ただし5つ星ホテルに泊まる場合や高級レストランに行く場合などはチップは必要なことが多いので、「基本的には必要ないけど・・・」という前提でご自分の行かれる国のチップ事情を調べてみてください 。
少なくとも私の経験ではホテル以外でチップを払ったことはないので、そこまでチップを危惧する必要はないかと思います!
注意点4:予約しないと入れない施設もあるので注意
多くの国が観光大国のヨーロッパは、年中多数の観光客が世界中から訪れます。そのため、一部の観光地では「予約制 」となっていて事前に予約しなければ入れないパターンもあります。
例えばレオナルドダビンチの超有名な作品「最後の晩餐」がある、ミラノのサンタ・マリア・デッレ・グラツィエ教会では完全予約制となっていて、予約しなければ絶対にその目で最後の晩餐を見ることができません。
また予約は要らずとも、かなり長い時間行列に並ばなければならないパターンもあるので、事前にしっかりと調べておくことをおすすめします。
ガイドブックにはどれくらい並ぶのか?などの情報は記載されていないので、面倒ですが目ぼしい観光地は1つ1つけんさくして調べてみることをおすすめします!
注意点5:クレジットカードの控えを必ずその場でチェック
最初にもお伝えしましたが、ヨーロッパの人の中には日本人を舐めている人も少なからずいます。
これは実際に管理人が遭遇したことなのですが、ランチを食べてクレジットカードで決済をしたところ5,000円のはずだったのが、10,000円で決済されているということがありました。(その場で控えを確認したので気づいた)
しかもその場で「これはおかしいでしょ」と言ったにも関わらずしばらく知らんフリをしていたので間違いなく確信犯だと思われます。
我々が数分間抗議していたので諦めてお金を返金してくれましたが、「日本人だから何も言ってこないだろう」と考えているのかもしれません。
こういったトラブルは、レストランだけでなくタクシーなどでも発生しますのでご注意ください!
注意点6:流しのタクシーは拾わない。配車アプリは必須
これはもはやどこの国でもそうなのですが、基本的に流しのタクシー(道を走っているタクシーや、道端などで待ち構えているタクシー)には基本的に乗車しない方が良いです。
というのもそういったタクシーに乗車するとボッタクられたりわざと遠回りをされたり、最悪の場合には大きなトラブルに巻き込まれたりするから です。
そのためヨーロッパにいく際には基本的にタクシーの配車アプリを入れておくことをおすすめします。(もしくはホテルなどで呼んでもらう)
配車アプリを使えば、配車をした時点で料金が確定されるためボッタクられる心配がないからです。また道を自分で言う必要もないので言葉に不安のある方も安心です。
ヨーロッパで使える配車アプリ
ヨーロッパで使える配車アプリは国によって異なりますが、以下のいずれかのアプリが候補となりますのでご自分の行かれる国で使えるか調べてみてください。(イタリア、フランス、ドイツなどのメジャー国はどのアプリでもだいたい使えます)
Uber
配車アプリと言えばこれですね。Uberは世界で最も有名な配車アプリです。ヨーロッパでも多くの国で展開していますので、こちらをご確認ください。
Uber
Uber Technologies, Inc.無料posted withアプリーチ
FREE NOW(Mytaxi)
こちらはドイツ発祥のタクシーアプリ。ドイツだけでなく、イギリス、イタリア、スペイン、ポルトガル、ポーランド、スウェーデン、オーストリアなどでも利用できます。
FREE NOW (mytaxi) – black cab & taxi booking app
Intelligent Apps GmbH無料posted withアプリーチ
Bolt(Taxify)
ここまで紹介した2つのタクシーは西欧では大活躍しますが、一方東欧では使えない国も多いのが特徴です。そのため、東欧に行かれる場合はこのBolt(Taxify)を利用されることをおすすめします。
東欧の多くの国をカバーしていますし、何より東欧はぼったくりが多いのでタクシー配車アプリは必須です。
Bolt (formerly Taxify)
Taxify OU無料posted withアプリーチ
注意点7:レストランは普通に高い!
日本にいると外食と言っても高級なものを食べなければ1人あたり2,000円前後〜あれば足りるかなという感覚かもしれません。
しかしヨーロッパはどこも軒並み物価が高く、レストランで食事しようと思うと日本の1.5倍〜2倍くらいの値段がかかる ので注意が必要です。
特に「お水」。日本では無料で出てきますが、ヨーロッパでは有料(しかも高い!)ですので、それも値段に大きくのしかかってきます。。
フランスの物価は高いと思ってたけど洋服とかは少し安い!
ご飯はすっっっごく高い!けど美味しいし,今日のディナーはコースで18ユーロ程で食べきれないくらい😋🍴あと店員のおじいちゃんと友達になったよꉂꉂ ( ˆᴗˆ ) pic.twitter.com/koRgGfwCy5— あいら (@aira4132434) November 9, 2018
イタリアのご飯美味しいよ〜
基本的に炭水化物やけど全部美味しい…はずれ無し( ;∀;)
物価もドイツとかフランスに比べると8〜9割くらいって感じ!✨
ランチはパスタorリゾット+お肉or魚+お水+250mlワインで15ユーロとか…!!! pic.twitter.com/TdS6zD8TnZ— ひややっこ (@tofu___mentaru) September 3, 2018
食べ物にお金を使いたくない方は、ファストフードを活用するなど事前に物価を調べておくことをおすすめします!
おしぼりも存在しないのでウェットティッシュなどは適宜持っていきましょう
実はおしぼりは日本特有の文化で、海外のレストランではおしぼりなどは出てくることはありません。そのため、ご飯を食べる前に手を拭かないと落ち着かない方は必ずウェットティッシュなどを持参することをおすすめします。
お皿を手に持って食べない
ヨーロッパ圏の国々ではお皿を手に持って食べることは基本的にありません。もちろんそれをしたからといって何か言われる訳ではありませんが、出来るならば注意しましょう。
その他にも食事の際のマナーは多少なりとも違う点はありますので、ご自分の行かれる国のマナーがどんなものかな?というのは事前に調べておくことをおすすめします。
注意点8:お店の営業時間に要注意!
日本は24時間営業のお店や週末も開いているお店が多いですが、ヨーロッパは休みをとても大事にする人が多いため、店によって営業時間が大きく異なります。
遅くまで開いていないお店や、開店が遅いお店、週末は開けていないお店などがたくさんあります。
実際私がオランダでデパートに行こうとした際も開店時間を調べずに行くと11時オープンで早く着きすぎてしまったということがありました。
日本とは時間や休みの感覚が違うので、行きたいところがある場合は事前に調べておきましょう 。
ヴェルサイユ宮殿なども、季節によっては最終入場時間が早かったこともありました。また、夜は閉めてしまうところが多いので、ホテルに戻ってからの飲み物が必要な場合などは予め購入しておく必要があります。
例えばスペインではシエスタに注意
例を挙げるとスペインでは昼休憩を長くとるシエスタという文化があります。だいたい昼の13時ごろから16時ごろまでゆっくりランチをとって休むという文化になっていて、お店や公共施設もこの影響を受けます。
[スペインに住むデメリット] 1,日本食が恋しくなる
2, 現地の人は、けっこう適当。
3,言葉を100%理解するのは、難しい。(スペイン語レベルによる)
4,時間にルーズ、遅延もよくある
5,コンビニは、ない
6,トイレが汚い
7,シエスタ時間は、店が閉まることが多い
8,口約束は、あまり守られない
— スペインの端っこの日常 (@tko_galiza) January 15, 2020
例えばランチタイムは昼の13時ごろからで、ディナーは夜の21ごろなど日本の感覚よりも少し後ろにずれています。
また銀行などは午後2時に閉まったり、百貨店も夕方まで閉まっていたりと何かと影響が大きいので事前にしっかりと調べておくことをおすすめします。
長期休暇はもっと要注意
さらに、一番注意が必要なのが長期休暇で、代表的なのがクリスマスです。
一度はヨーロッパでクリスマスを過ごしてみたいと思っている方も多いと思いますが、実はクリスマスはヨーロッパでは長期休暇機関で、お店はどこも閉まってことが多いです。
観光に行きたくてもタクシーの運転手さんですら働かないこともある ので、移動手段に困ってしまうケースもあります。
クリスマス=長期休暇=家族でのんびりするというのがヨーロッパの人たちの考え方なので、色々観光をしたい人にとっては、現地の人が休みに入る時期は避けるのがベターです。
どうしてもクリスマスなどに観光をしたい人は、現地でレンタカーを借りたり、徒歩圏内で観光ができるところにホテルを予約したり、現地の人のようにのんびり過ごすなど、旅先での過ごし方を考える必要があります。
注意点9:飲酒はたしなむ程度で!
日本には「花金」という言葉があるように、週末の夜になると街には酔っ払った人たちや泥酔した人たちを見かけますよね。
しかし、ヨーロッパでは基本的に外でお酒を飲むことが禁じられている国が多く、アルコールを販売しているお店や飲食店でも決まった時間以降はお酒を提供しないよう義務付けられていることもあります。
私が訪れたフィンランドは特にアルコールの規制が厳しく、一定数以上のアルコールの場合は決められた場所でしか購入できない ようになっていました。
フィンランド人の友人によると泥酔していたり騒ぎ立てたりしていると、補導されることにもなりかねないとのことでした。
モスクワで泥酔して路上で寝てたら強制酔い覚まし所に連行されて鉄格子付きの施設に3日間全裸で監禁された話などをいつか本にしたいです。(それ以来飲んだら必ずタクシーで帰るようにしてる)
— Такэ.ру🇷🇺ロシア移住 (@Moscow_now) October 20, 2019
ヨーロッパは地ビールをはじめとし、美味しいお酒も多いのでそれを楽しみにしている人もいると思いますが、旅行先での多量な飲酒は危機管理の面から考えてもあまり好ましいものではありません。
一気飲みやレストランなどで大声を上げながら飲酒をすることはもちろんマナー違反です。節度をわきまえた量で、マナーとスリなどへの警戒を保ちながら飲酒を楽しむようにしましょう。
注意点10:ジプシーに注意!
ヨーロッパにはジプシーと呼ばれる人たちがいます。
家を持たない移動民族が存在し、貧しさからスリなどの軽犯罪に手を染める人が多いと言われています。
ジプシーは若い女性であっても子供であってもスリをする集団がいるため、ジプシーらしき人たちが近づいてきた時にはうまく交わすようにしましょう。
相手が子供であっても油断はせず、ジプシーが近くにいた際は特にバッグは目の届く範囲に持っておくなど、貴重品を身から離さないように意識しておくことが重要です。
注意点11:値引き交渉はしないこと!
アジア圏などに旅行をしたことがある人は、お土産などを買う際に値引き交渉をしたこともあるのではないでしょうか。
ガイドブックによっては「値引き交渉も観光の醍醐味の一つ」と紹介していることもあるなど、東南アジアは値引きが文化になっているようなエリアです。
一方ヨーロッパでは値引きの文化はありません 。
店頭でほしいものがあった際も値引き交渉はせず、そのまま値札通りの値段で購入しましょう。特にヨーロッパではハイブランドの本店もたくさんあるため、節度あるマナーで買い物を楽しみましょう。
もちろんヨーロッパでもセール期間やセール商品はあるので、お得にお買い物を楽しみたい人はそれらの期間を狙うと良いと思います。
注意点12:街歩きでは治安を常に念頭に置いておこう!
最初にも触れましたが、治安に関しては注意しても損はしません。
ヨーロッパ旅行へ行くと何かしら盗まれたり痛い目に遭ったりする人の話をよく聞きます。観光地の写真を撮っている間にスリに遭ったり、カバンから物の出し入れをしている間に盗られたり。
トイレに立つためにカバンを置いて席を離れるなんてもってのほかです。
写真を撮るタイミングは要注意
観光に行くと必ず写真を撮ると思いますが、写真を撮る時は無防備になりがちなので注意が必要です。写真撮影する際もカバンの口をしっかり閉じて、片手でカバンを抑えながら写真を撮るなどの工夫が必要です。
ヨーロッパのスリは子供であっても大人であってもとても慣れているので、驚くような速さとわずかの隙を狙って犯行に及ぶのです。。。
こんな人混みもあるので要注意です。。(ここは本当にスリの危機感しか感じませんでした)
冒険はほどほどに
さらに、暗くなってからの道をひとりで歩かない、お客さんがあまり入っていないお店に不用意に入らない、一本外れた小道など人通りが少ないところに行かないといったことも重要です。
もちろん小道に入るとおしゃれなカフェや雑貨屋さんに出会えることもあると思いますが、それよりも犯罪に巻き込まれないようにすることの方が重要です。
何度も行って慣れている場所でない限り、冒険することは避けるのが賢明 です。※男性でも1人で危険な場所を歩くのはやめておきましょう。
注意点13:ヨーロッパはユーロだけじゃない!
ヨーロッパ旅行となると通貨は「ユーロ」をイメージする人も多いと思います。
ご存知の通り多くの国でユーロを採用していますが、ユーロを導入していない国も意外とある のです。これを認識していないと現地で困ったことになりかねません。
旅行先がユーロを採用しているかきちんと調べておきましょう。参考までに下記の国はユーロ非対応です。
★イギリス
★スウェーデン
★デンマーク
★ブルガリア
★ポーランド
★チェコ
★ハンガリー
★クロアチア
★ルーマニア
基本的にはホテルやレストランなど、大きい支払いはクレジットカードで済ませていましたが、屋台で買うような小さなスナックなどは現金しか受け付けてくれないところがあったためです。
中には「ユーロでもOK」と言ってくれるところもありましたが、必ずしもそうとは限らないため、上記の国に行く予定がある人は予め換金しておきましょう。
私は現地で換金しましたが、現地の両替所もどこが信用できるのか判別しづらく、両替所の近辺はスリなどに狙われやすい場所でもあるので、できれば日本にいる間か空港内で換金しておくことが賢明だと思います。
注意点14:言語に注意!案外英語は通じない!
通貨の次に気をつけたいのが言語です。ヨーロッパ旅行と言っても基本的に簡単な英語が話せれば何とか旅行はできますが、国によっては英語が一切通じない国もあります。
そのため、「英語が話せるから大丈夫」と思っている人も注意が必要です。実際私もプラハからバスで隣の都市に観光に行った際、英語が全く通じずに困ったことがありました。
帰りのバスの時間を尋ねたくても「What time?」や「One, two, three」といった簡単な英語すら通じず、チェコ語もしくはドイツ語のみ、という人もいたくらいです。
数字のジェスチャーでなんとかその場をしのぎましたが、言葉が通じないことの不安は大きかったことを鮮明に覚えています。
他にも東欧のハンガリーや、スペイン語が強いポルトガルなども英語が通じないことが多い です。
WiFiが通じる環境であればその場で翻訳機などを駆使してコミュニケーションを取ることができるので、言語に自信がない方や、非英語圏に行く予定がある方は、インターネットに接続できる環境にしておくことも重要です!
フリーWiFiを繋ごうと考えている人は、必ずしもどこでもWiFiスポットがあるわけではなく、郊外に行くほどつながりにくい状態なので、予めレンタルしておくと心強いと思います。
注意点15:親切すぎる人に要注意!
旅行中に道に迷ったりしていると声をかけられることがあります。「道を教えてあげる」や「切符の買い方を教えてあげる」、「観光地を案内してあげる」など、一見親切そうに聞こえることも多いです。
ただ、実際は目的地とは異なるところへ連れていかれたり、切符を買うふりをしてスリに遭ったり、案内した見返りにチップを要求したりするなど、親切で声をかけているわけではない場合がほとんどです。
話しかけてくる人がいたら 基本的には「気をつけろ」と思ってください。
もちろん海外で現地の人と交流したいという目的を持っている人もいるかもしれませんが、そういう場合は「自分から声をかけた相手」だけにしておきましょう。
カタコトの日本語で話しかけてくる人は要注意
海外で話しかけてくる人は基本的に注意が必要ですが、特に「カタコトで日本語を喋る」相手はさらに要注意です。
もちろん全ての人が怪しい訳ではないのですが、カタコトの日本語を喋って話しかけてくるヨーロッパの人は怪しい場合が経験上多かったです。
注意点16:女性は服装に注意!
次に特に女性が気をつけてほしいのが服装です。ヨーロッパの人と比べ、日本の女性は露出が多いと言われます。
旅行中におしゃれをしたい気持ちも分かりますが、短パンやスカートなど、露出部が多いと売春婦に間違われたり、性犯罪に巻き込まれたりする可能性も否定できません。
特にアムステルダムでは売春が合法なこともあり、売春目的に旅行に来ている人も存在します。
そのような人の標的にならないためにも、過度な服装は避け節度ある服装を心がけましょう。もちろん、ブランド品のカバンやアクセサリー、時計等を身に付けることも自らスリのカモになるようなものなので、目立つファッションは避けるようにした方が良い です。
とはいえ、一流のレストランやオペラ座など、ドレスコードがあるような場所に行く際は相応の服装をしていく必要がありますよね。
注意点17:無賃乗車にならないように!
個人旅行の場合は現地の電車やトラム、バスを使う機会があると思います。しかし、乗車のシステムが日本と異なる国も多いです。
一番戸惑うのは改札がないところが多いことだと思います。
スイスのジュネーブに着いた際には券売機はあるものの、改札がなく、そのまま電車に乗れてしまうので「無賃乗車ができてしまうな・・・!」と感じてしまったほどです。
たとえ改札がなくても、切符は必ず買わなくてはいけないので忘れないようにしましょう。
ちなみに改札がないところでは定期的にチェックの人が車内や駅の出口付近の抜き打ち調査 をしており、そこで切符を見せることができないと罰金が課せられます。
数百円の切符に対し、何十倍もの罰金を支払うことになるので、バレなければ良いとは考えず、きちんと切符を購入しましょう。
実際チェコで電車に乗った際に、無賃乗車をし出口の抜き打ち調査の人を見かけた際に走って逃げている人を見かけました。防犯カメラなどの映像からも必ず捕まるので、絶対にルールは守りましょう。
その他、単純に乗り方なども国によって異なりますので予め調べておきましょう。
はじめてのヨーロッパ旅行の注意点まとめ
以上はじめてのヨーロッパ旅行前に知っておきたい注意事項をご紹介してきました。
国内旅行と比べると注意することも多く気疲れしてしまうかもしれません。しかしヨーロッパの旅行は非常に刺激的で楽しいものなので、最高の旅行になるように下調べをしっかりしておきましょう!
今回はヨーロッパ8ヶ国に行った体験を基に、それぞれの国の治安や、初めてヨーロッパを訪れる方に参考になるような注意点をご紹介していきたいと思います♪