どんな人でも一度は乗ってみたいな〜と思うのが飛行機のファーストクラス。しかし国内線ならまだしも国際線のファーストクラスとなると数十万〜数百万という価格設定です。
気軽に乗れる!という方はなかなかいないと思います。
でも、実際ファーストクラスはどれだけすごいのかって気になったりしますよね。そこで今回は世界の航空会社の豪華なファーストクラスを比較しながら豪華な順番にご紹介しようと思います。
・写真特集:操縦席からの絶景、飛行士が撮影
・飛行機のファーストクラスとエコノミークラスはここまで違う!
・乗る前に知っておけば役に立つかも…飛行機に関する驚きの雑学
・空飛ぶ官邸、その内部は!?
・絶対に行きたくない世界のワースト空港ランキング!
もくじ
ファーストクラスと一口に言っても、世の中にはスイートクラスなるものもある
ちなみに今回ご紹介するのは厳密に言うとファーストクラスだけではありません。なぜなら現在は多くの航空会社でファーストのクラスの更に上のクラスのスイートクラスまであり、その豪華さはファーストクラスを遥かに上回るものだからです。
スイートクラスの座席は本当に夢のような座席がたくさんありますので、今回はファーストクラスとスイートクラスの中から豪華な順にご紹介 していきたいなと思います。
最近はさらにうえのスイートクラスとかいうものが存在するらしい…
— きゅん (@princess_aat) 2018年3月19日
ファーストクラスの上って一部航空会社はあるみたいですね。
ザレジテンス、スイートクラス。
日本の航空会社はないのかな?— はぐりん@電力株 (@Liquid_Metal_S) 2018年2月17日
第1位 エティハド航空 ザ・レジデンス
第1位はアブダビの航空会社であるエティハド航空です。アブダビと言えば中東の石油大国です。イコール大金持ちがたくさんいるので、飛行機も他が比ではないくらいに豪華です。
最初に、ファーストクラスの上のランクの座席、「スイートクラス」なるものが存在する事をお伝えしましたが、エティハド航空の場合は、スイートクラスとして「ザ・レジデンス」 という座席が存在します。
今回様々な航空会社のファーストクラスを調べてみましたが、このエティハド航空はまさに別格のランクと言っていいような座席となっています。
キャビンはベッドルーム、リビングルーム、シャワールームの3部屋で1つ
名前の通りコンセプトは家です。このクラスはリビングルームベッドルームシャワールームの3つの部屋で構成されていて3つ合わせて1つの座席というもはや意味の分からない、飛行機の既成概念をとっぱらってしまったようなクラスなのです。
これはもう、他社のファーストクラスとは比較のしようがないですね。豪華すぎます。豪華とか豪華ではないとかの話ではなく、もう凄いとしか言いようがありませんね。いま世界で最も贅沢な飛行機の座席だと言われています。
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ザ・レジデンス専用ラウンジ
これはもう世界のトップクラスの座席では当たり前になりつつありますが、このクラスの方々専用のラウンジスペースも用意されています。ここでの会話で数百億円のビジネスが決まりそうな感じですね。。笑
ちなみにこのザ・レジデンスはアブダビ航空のエアバスA380にのみ設置されていますが、実際の座席表を見るとこんな感じです。とにかく大きくてファーストクラスが比ではない事が明らかです。エコノミーと比べると雲泥の差がある事がわかります。
専用のコンシェルジュサービス
ザ・レジデンスには専用のコンシェルジュサービスが付いてきます。
エティハドの VIP トラベルコンシェルジュサービスは、ザ・レジデンスをご予約いただいた瞬間からエティハドのご利用の最後まで、お客様のお世話をいたします。
高級リムジンサービスから、プライベートのチェックインやラウンジまで、ご旅行のどの場面においても途切れのない、配慮された経験ができるようデザインされています。引用:エティハド航空
気になるお値段は?意外とリーズナブル!
ちなみに気にあるお値段ですが、実際に2018年6月4日(月)ロンドン ヒースロー空港発アブダビ行きで8811イギリスポンドでした。
日本円にするとおおよそ130万円 という事になります。うん、意外と安いかもしれないですね。ただ同航空会社の道路線のファーストクラスが3300ポンドくらいなので、それを考えるとかなり高額な座席ということになります。
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第2位 エミレーツ航空
第2位はエミレーツ航空です。エミレーツ航空は石油大国中東のドバイの航空会社です。ドバイといえばこんな感じの贅を全てを注ぎ込んだような国ですが、やっぱり飛行機も凄いようです。
ファーストクラスは超豪華
エミレーツ航空のファーストクラスは、ドバイの国を象徴するように非常に豪華絢爛です。テーマカラーは「金」と言っても間違いないくらいに色々なところがゴールドで装飾されていて、贅沢な造りの空間となっています。※以下画像はフォートラベルより引用
どうでしょうか。ゴールドの装飾が華やかで「豪華」という感じが凄いですね。
シート以外も充実|シャワーが付いている
エミレーツ航空はシート以外も充実しています。まずエミレーツ航空でファーストに乗ると機内でシャワーを浴びることができます。こんな豪華なシャワールームが機内に設置されています。先ほど紹介したエティハド航空の「ザ・レジデンス」もシャワーが付いていましたね。ちなみにアメニティは高級ブランドのブルガリで揃えられており、まさに贅の限りを尽くした飛行機となっています。
また機内には専用のバーラウンジも併設されていて、高度1万メートルで快適な空間を愉しむ事ができます。
なお座席表でファーストクラスの位置を確認するとこんな感じです。かなり広々と空間を使っている事がわかります。
第3位 シンガポール航空 スイートクラス
第3位はシンガポール航空です。シンガポールといえばマリーナベイサンズが有名ですね。近年はシンガポールは金融の国として発展し多くのお金持ちが住んでいます。そのため、航空会社もドバイやアブダビのように高級なシートを用意しています。※画像はこちらより引用
コンセプトは”空の上のプライベートルーム”
シンガポール航空のホームページはこのように記載があります。
シンガポール航空スイート。それはA380にご搭乗いただいたお客様だけが独占できる、ファーストクラスを超えた特別なキャビンクラスです。お休みの際は完全独立型のベッドで、心地よくお休みいただけます。ラグジュアリーな特別な空間をご堪能ください。
このクラスのファーストクラスだともはや完全個室というのは当たり前のようですね。それでは早速実際にどんなものなのか見ていきましょう。
もはや何かよくわからないですが、この女性が開けようとしているところが各個室の出入り口となっているようです。かなり大きい作りになっています。
部屋の中はこのような形で広々とした空間になっています。
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隣の人がいなければダブルベッドにできる
シンガポール航空の特徴は、隣のファーストクラスの席とつなげることができることです。もし仮に隣の席が空いていれば2席分を1つにしてダブルベッドとして使わせてくれるんだとか。また家族や友人、恋人同士で利用する際にはこのように2つの席を繋げる事で広々としたプライベート空間が完成します。
これはもう飛行機ではなくほとんどホテルですね。もちろんファーストクラスなので高級な料理やシャンパンも食べ放題です。料理はシンガポール航空が世界中から集めた著名なシェフ(インターナショナル・カリナリー・パネル)による料理が振る舞われます。
高級シートはアメニティも凄い
ちなみにこのシンガポール航空はアメニティも超豪華です。
化粧品まわりは高級ブランドのフェラガモで統一。
ヘッドフォンは高級ブランドのBOSE。
そして寝具やブランケットはこれまた高級ブランドのジバンシー。どれをとっても一級品のファーストクラスとなっています。ちなみにこの座席を機内マップで見るとこんな感じです。
1列あたり4席しか設置されていない、かなり広々とした座席となっています。
値段はファーストクラスレベル
シンガポール航空のスイートは料金はファーストクラスの料金とあまり変わらず案外リーズナブルに利用できるようです。実際に調べてみたところ、ロンドンからシンガポール行きの飛行機で日本円で45万円ほど でした。
スイートクラスラウンジはとっても魅力的
ちなみにこのスイートクラス(またはファーストクラス)に搭乗する場合は、チャンギ国際空港にあるシンガポール航空専用ラウンジ「THE PRIVATE ROOM」を利用することもできます。
室内では、ドンペリが飲み放題だったり料理でロブスターなどの高級食材が出てきたりと、非常に優雅で荘厳な空間を愉しむことができます。
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第4位 カタール航空
第4位はまたまた中東の航空会社カタール航空です。中東のオイルマネーで儲かっている国です。儲かっている国ということはやはり航空機の機内も豪華なようです。※画像はフォートラベルより
カタール航空のファーストクラス
これまでの3つの航空会社と比べるとカタール航空のファーストクラスは普通に見えるかもしれません。しかし、広々とした空間に大きな座席があり、ラグジュアリーな空間を演出しています。
リクライニングも広々
リクライニングを倒し、仕切りを上げるとこのようにプライベート空間が生まれる仕様となっています。エミレーツやエティハド航空に比べると質素ですが快適そうです。シェードを上げれば隣の席が見えなくなるため、かなりプライベート性が確保されています。
ファースト&ビジネスクラス専用バー
ファーストクラスとビジネスクラスの人専用のバーも機内に設置されているそうです。やはり、現在のファーストクラスではこういったバーラウンジというのはスタンダードになりつつあるようです。これはとても魅力的ですね。
ちなみにホームページでは、機内の様子をストリートビューのような感じで見る事ができますので、ぜひ気になる方はご覧ください。
ちなみにカタール航空はビジネスクラスでも非常に評価が高くSKYTRAX社の「2017年ワールド・ベスト・ビジネスクラス」賞に輝いています。A380機のビジネスクラスは全ての座席が通路に面した1-2-1の座席配列で、空の上のベッドとなるフルフラットベッドシートで一層の快適さとゆとりあるスペースを愉しむ事ができます。
第5位 エールフランス
第5位はフランスの航空会社エールフランスです。フランスに行く時はエールフランスという方も多いでしょう。オシャレなイメージのあるフランスの高級会社なだけあって豪華さというよりは気品高さを漂わせる客室となっています。名前は「ラ・プルミエール」というオシャレな名前のファーストクラスです。
白を基調とした上品な仕上がりのキャビンはエールフランスにしかありません。気品の高さを感じさせるキャビンは中東の豪華さとはまた違った良さを醸し出しています。
空港ではファーストクラス専用ラウンジへ
ラ・プルミエールの豪華なところは機内だけではありません。空港に着くとコンシェルジュが来て、ラ・プルミエール専用のプライベートチェックインラウンジに案内してくれます。
ラウンジ内では一流料理を楽しんだり、ボディエステを楽しんだり、とにかく至れり尽せりな空間を愉しむ事ができます。
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第6位 ヴァージンアトランティク航空
続いてはあまり聞きなれない名前ではありますが、有名なイギリスの航空会社です。この航空会社のファーストクラスはとてもわくわくする仕様となっています。※画像引用元はこちら
飛行機にバー
まず特徴的なのが飛行機内にバーが設置されているということです。しかも飛行機内は艶やかなピンクのライトで照らされなんだかわくわくする空間になっています。
客席もピンク
そしてファーストクラスの客席ですがこちらもピンクのネオンに照らされた幻想的な空間となっています。また、キャビンの形も変わっていて、決して広くはないのですが楽しそうな空間を演出しています。
くつろぐ時はこんな感じで
寝ていない時も斜めに向いています。テレビを見るのが辛そうです。ちょっと変わったシートですが、これはこれで楽しい時間を過ごせそうですね。
第7位 ANA(全日空)
第7位は日本を代表する航空会社のANAのファーストクラスです。ANAのクラスはぱっと見は豪華ではありませんが、アメニティや寝具など日本企業らしいこだわりが見えるファーストクラスとなっています。※画像はフォートラベルより
ANAのファーストクラスはこのようになっています。よく言えばシックに、悪く言えばファーストクラスにしては簡素な造りとなっています。ファーストクラスでも謙虚な感じが日本の航空会社という印象を受けます。
日本製品が豊富
ちなみにベッドマットや枕にはTEIJINや西川のものが使われており、ジャパンブランドを大切にしていることがわかります。また、アメニティのヘッドフォンはソニー製でここにも日本企業の製品が使われています。
こういった細やかな気遣いがANAの人気の秘訣なのではないでしょうか。インスタグラムにはANAファーストクラスの写真がたくさん挙がっていますので少しご紹介しておきます。
第8位 カンタス航空
カンタス航空はオーストラリアの航空会社です。
カンタス航空のファーストクラスは形状がスクエア型になっており、けっこう広々としているのが特長です。スペースの使い方がもったいないような気もしますが、おそらく何かしら理由があるのでしょう。
アメニティなどに高級ブランドが使われているなどといったことはありませんが、とてもリラックスして空の旅を楽しめそうですね。※画像はフォートラベルより
第9位 キャセイパシフィック航空
第9位は中国の航空会社キャセイパシフィック航空のファーストクラスです。エミレーツ航空エティハド航空となどと比べると少し豪華さは見劣りするかもしれませんがとても広々としていてくつろげそうな空間ですね。
中国の航空会社というとあまりイメージが良くないかもしれませんがこのキャセイパシフィック航空も世界の航空会社ランキングでANAよりうえの4位になっている会社です。※画像はフォートラベルより引用
第10位 JAL(日本航空)
最後は日本の航空会社のJALです。JALのファーストクラスは木目調を基調としていてどことなく高級感が漂います。座席はもちろんフルフラットで大きなモニターも座席に設置されています。※画像はJALHPとフォートラベルより引用
シートにはJALスカイスイート特別仕様の「エアウィーヴ DUAL MODE」、「エアウィーヴピロー S-LINE」が使われているそうです。
ファーストクラスのラウンジってどんな感じ?
最後にファーストクラスの人が入れる空港ラウンジに関してもご紹介しておきます。さすがファーストクラスなだけあり、豪華で美味しそうな食べ物や飲み物、そしてラグジュアリーな空間が並んでいます。
JALファーストクラスラウンジ
JALオリジナルのファーストクラスラウンジでは、ダイニングエリアにて「鉄板ダイニング」というお目の前で料理してくれるサービスや、JALオリジナル ライ麦ガレット、上ミスジ カットステーキなどなど様々な豪華料理を堪能する事ができます。
キャセイパシフィック航空 ファーストクラスラウンジ
キャセイパシフィックは中国の航空会社なので、料理も中華料理があるようです。
ANAファーストクラスラウンジ(スイートラウンジ)
ANAのファーストクラスラウンジはスイートラウンジと呼ばれます。ANAラウンジの利用条件は様々あり、当サイトの別記事でもまとめていますので、気になる方は参考にしてみてください。
エミレーツ航空 ファーストクラスラウンジ
シンガポール航空 ファーストクラスラウンジ
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先ほどもお伝えした通り、シンガポール航空ではスイートクラスラウンジもあります!これはファーストクラスの方も利用できます。
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世界には数多くの航空会社がありますが、いま見ていただいたように同じクラスの客席でもここまで差があります。もちろん金額も違うのですが、海外旅行に行く時は航空会社のサービスや客席といった点も見てみると良い旅ができそうです。
さて今回は世界の航空会社のファーストクラスを比較しましたが、そういった飛行機に関して興味のある方が興味を持つであろう記事をいくつかピックアップしました。
ぜひお時間のある時にみてみてください!
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