一度は行ってみたいけどなかなか行く機会のない北欧フィンランド。訪れた人はみんなとても素敵だったと言いますが、実際どのような世界が広がっているのでしょうか。
ここでは実際に暇さえあればバックパックをかついで飛行機に飛び乗り、20カ国以上を訪問したyogeeさんにフィンランドの旅行記を書いていただきました。
もくじ
フィンランドに行った理由
たまたま有休がとれたので、短い旅行日程で行けるヨーロッパの国を探していました。
また、もともと北欧の建築・インテリアが好きだったこともあり、フィンランドに決定。おもにヘルシンキ市内のみに焦点を当てたかなりの弾丸旅行にしました。
フィンランドってこんなところ
ご存知の通り、フィンランドは北欧と呼ばれるヨーロッパの北の方の国です。
日本からヘルシンキのヘルシンキ・ヴァンター国際空港(HEL)までは、フィンエアー、JALの直行便が運航されています。
特にフィンエアーは現在、成田、大阪、名古屋、福岡の4都市とヘルシンキを結ぶ直行便を運航しているのでとても便利です。
※2022年9月現在では、成田のみ(10月より羽田就航)
今回の旅行では、往路復路ともにトルコ空港を利用しイスタンブルを経由 したため、片道20時間ほどかかってしまいました・・ですが、中東系の航空会社は羽田・成田夜発のことが多いので、仕事のあと直接空港へ!という方にはおすすめです。
機内食も美味しく、アメニティも充実していて快適な空の旅が楽しめます。
フィンランドの治安は?
治安の悪さは特に感じませんでした。道行く人に行きたいところなどを訪ねても、皆快く答えてくれます。
隣国のスウェーデンは移民を受け入れていることもあり、若干治安の懸念もありますがフィンランドに関してはまだそのような懸念はありません。
とはいえやはり外国なので、夜間の外出は控えたほうが無難かと思います。
フィンランドの食べ物
フィンランドの食べ物は・・とにかく値段が高い! 北欧はもともと物価が高いので、仕方のない部分はありますが本当に高いです。笑
北欧は何をするにもすごい高くて目が何回も飛び出た。円安だから円にするともっとびっくり。フィンランドは北欧の中では物価が落ち着いてるみたいだけどそれでも高い。旅行中の食事はこだわりなかったからマックとかスーパーのパンとかで十分だった😂はやくインフレと円安落ち着いてほしい
— コナフキン (@mathcco) August 16, 2022
名物は、ニシンのフライや塩漬け、トナカイの肉、シナモンロールなど。
どちらかというと、レストランよりも気軽に食べられるもののほうがコスパもよく美味しさを感じられるかも・・?
こちらはヘルシンキ内のマーケットモールで食べたスープ。左奥はビーツ、右奥は野菜、手前はシーフードのスープです。
比較的量が多く、数人でシェアできるリーズナブルな料理がそろうマーケットモールがおすすめ。
2泊5日フィンランド旅行記
それではここからは、実際の旅程に沿って私のフィンランド旅行を紹介できればと思います!
記載の通り旅程としては2泊5日という弾丸旅行になっていますが、存分に楽しむことができたのでぜひ参考にしてみてください!
Day1
初日は深夜便で向かうことにしたため機中泊でした。先ほどもお伝えした通り、トルコ経由となっていたため朝にトルコに到着しました。
そこから4時間ほどトランジット待ち時間を過ごし、お昼にフィンランドへと向かいました。
Day2
そして正午ごろにヘルシンキ・ヴァンター空港に到着。
ホテルまでは個人で移動でしたが、空港からの無料シャトルバスが出ていたのでそちらを利用しました。ヘルシンキ市内まで30分ほど。
-宿泊ホテル-ORIGINAL SOKOS HOTEL PRESIDENTTI
今回宿泊したのはORIGINAL SOKOS HOTEL PRESIDENTTIというホテルで、ヘルシンキ中央駅から徒歩5〜10分ほどの距離にあります。
清潔感のある素敵なホテルでした。
過剰な感じがなく、すべてがミニマルにまとまっていて好感が持てました。フロントの方もとても親切で、主要スポットやフェリー乗り場への行き方など丁寧に教えてくれました!
フィンランドは物価が高いので、朝食ビュッフェでしっかりとエナジーチャージすることも旅行を楽しむコツかもしれません(笑)。
ヘルシンキ市内には「ソコス」と名のつくホテルがいくつかあるので、間違えないようにあらかじめ行き方を調べておくと安心です!
そして空いた時間で市内を散策。とても素敵な街だったので少し紹介。
①ウスペンスキー教会
北欧で最も大きなロシア正教会。赤レンガの壁、玉ねぎ型のドームがロシアらしさを感じさせます。
レンガの赤色がビビッドでとっても豪華。
日本ではなかなか見られない色づかいなので、引き込まれること間違いなし。見学できる時間については、公式ページをご確認ください!
②ヘルシンキ大聖堂
ヘルシンキのランドマーク的存在。
30年もの歳月をかけて建築された大聖堂は、白い壁がとても印象的。写真は大聖堂から見える広場になります。曇っていて美しさが伝わらず、残念!
③その他
ほかにも、マリメッコやイッタラなどフィンランド有名店が多く並ぶショッピングストリート・エスプラナーディ通りなど、見どころたくさんあります。
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街にはトラムも走っているので、歩き疲れたらトライしてみてもよいかもしれませんね。乗り方はとてもシンプルでした!行先のみ注意しましょう。
街を走るトラム。小さなボディがとても可愛らしい~。
Day3
この日は終日自由行動だったので、思い切って、隣国のバルト海を挟んだ隣国のエストニアまで行ってみることに!
ヘルシンキからエストニアの首都タリンまで、なんとフェリーでたったの2時間。
そしてこれがタリンの街並み。そう、タリンの街並みはおとぎの国のように可愛いのです!おとぎ話の中に入り込んだかのような風景にうっとり~。
下はタリン中心部のラコエヤ広場。サマーシーズンは野外マーケットで賑わうのだそう。
観光の中心になる旧市街の中にはいくつかの教会があり、やはりロシア正教の大聖堂がとっても目立ちます。
玉ねぎ型の尖塔が特徴です。新市街やフェリー乗り場付近にある、倉庫街をリノベーションしたカフェやクラフトビアバーもおすすめ。
こんな魅力的な街エストニアですが、ビジネスの世界では「未来型国家」と呼ばれており、IT系のスタートアップ企業が続々と頭角を現しているのだとか。
誰もが知る「Skype」も実はエストニアから誕生したアプリなのです!
さて、ヘルシンキからエストニアへのフェリーの予約はdirectferriesのサイトから。日本語対応しているので分かりやすく便利です!
乗船したTALLINK号。とても大きく、立派なフェリーでした!船内はとってもおしゃれ。バーやカフェ、ゲームセンターなども充実しており、あっという間の船の旅でした。
ビザは要らず、パスポートコントロールもなし。日帰りで行けちゃうタリン観光、是非トライしてみてくださいね!
Day4&Day5
<写真4>朝食の様子。ビュッフェスタイルでした。
チェックアウトし、フライト前の夕方まで市内観光♪夕刻頃、イスタンブルに向けて出発。イスタンブル着。深夜便で帰路成田へ。
時差の関係で成田に着いたのは翌日の20:00になっていました。
行ってみて分かった、フィンランドの魅力と注意点
フィンランドの魅力は、やはり建築物の美しさと雑貨めぐり!
中世から残る伝統建築だけでなくモダンデザインも捨てがたく、アート好きの方はぜひアートミュージアムを訪れてみましょう。
イチオシはKIASMA(キアズマ現代美術館)。
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この現代美術専門の美術館は、北欧を代表するモダンアートミュージアムのひとつで、波打つようなフォルムのユニークな外観だけでなく展示物もとても魅力的です。
フィンランドを訪れるうえでの注意点は、北欧だけあってやはり寒いです・・!
冬のフィンランドを旅行される方は防寒着、カイロなどをしっかりと持参されることをおすすめします。
フィンランドで絶対いくべきところ
フィンランドといえば雑貨が魅力的。
市内でおすすめのマーケットは、カンピンセンター。駅から5分ほど歩いたところにあります。
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ムーミングッズが手軽に買えます。ムーミンは、フィンランドの人にとっては日本でいうポケモンやアンパンマンに匹敵するような、そんな身近なキャラクターなのだそう。
お土産としても喜ばれること間違いなし。
また、マリメッコファンの方はぜひマリメッコのアウトレットも訪れてみてくださいね。ヘルシンキ市内から30分ほど離れますが、行く価値アリ。
マリメッコづくしの社員食堂でランチをすることもできますよ!営業時間などはこちらからチェック!
フィンランドはこんな人におすすめ
ズバリ、ヨーロッパを旅行するのが初めての方 !
治安の良さ、人のやさしさ、雑貨の可愛さ、距離の近さ。どれをとってもおすすめです。
フィンランド語が分からなくても、英語であれば十分通じる(というかフィンランド人英語出来すぎる)ので、ご安心を。
首都だけでも十分楽しめて、船を使って近隣の国に行くこともできるのでお得感あり。
私は冬に行きましたが、寒さに弱い方は夏に訪れることをおすすめします! 野外マーケットやベリー摘みなど、北欧らしいサマーシーズンを楽しむことができます。
ほっこり&スタイリッシュを兼ね備えたフィンランドでのんびりと過ごしてみてはいかがでしょうか?
私はヘルシンキに20代の頃に知り合った友人が
2人いるので、3回ヘルシンキに行きました。
親日で、人も少なく 夏は短いですが
いいところだと思っています。
空港近くに航空博物館が有ります。
ヘルシンキ市内のトラムは1日乗っても
飽きません。
ボートで行く要塞があった島もオススメです。
コロナが落ち着いたら?もう一度 訪問したいです。
トルコにも興味あるので、イスタンブール経由かな?