日本国内屈指の観光地である沖縄県。今度はじめて沖縄県に行くという方も多いのではないでしょうか。
沖縄の観光地といえば那覇市中心部の国際通りや首里城はじめ、美ら海水族館・古宇利島・慶良間諸島などなど数えだしたらキリがないほどありますね。
どれも素晴らしい観光地ですが、那覇中心部に行く方以外は車などをレンタルしてそのまま現地に行かれると思いますので、今回は那覇空港から首里城や国際通りのある那覇市中心部のアクセスについてお伝えしたいと思います。
もくじ
沖縄県のざっくり地図を確認
まず那覇空港から中心部へのアクセスを確認するにあたって沖縄県の地図がどうなっているのかざっくり把握しておきましょう。最初になんとなく把握しておくことで、そのあとの説明を理解しやすくなります。
那覇空港の位置
まず那覇空港の位置を確認しましょう。沖縄にはじめて行く方は少し驚きかもしれませんが、那覇空港のある那覇市は沖縄県の端の方に位置しています。
那覇市中心部と空港の位置
続いて那覇市中心部の位置と空港の位置関係を確認しましょう。那覇空港から那覇市中心部までは約5キロで車で15分ほどの距離となっています。
汚い図で申し訳ありませんが、那覇市の中心部である国際通りの位置関係はこのようになっています。
国際通り周辺地図
続いて国際通り周辺地図になります。国際通り周辺に行く場合には赤丸を付けている、モノレールの「県庁前」「見栄橋」「牧志駅」の3つの駅が最寄りとなります。
先ほどの地図でもご説明した通り国際通りは2kmくらいある長い通りですので、ご自分の目的地は国際通りのどの辺なのかということを確認しておくのがいいかと思います。
また、青丸を付けた「おもろまち」はショッピングセンターなどもあり多くの方が訪れる場所となっています。
首里城はこのあたり
ちなみに多くの方が観光に訪れる首里城は下の図の位置となっていますので、こんな感じなんだなということを認識しておいていただければと思います。
那覇市内へのアクセスはモノレールが主役
さてここまでで那覇空港と那覇市内各所の位置関係は分かっていただけたかと思います。ここからは空港から那覇市内へのアクセスについてご紹介します。
題名にも記載しましたが、那覇市内へのアクセスはバス・タクシー・モノレールという交通機関がありますが基本的にはモノレールがアクセスの中心となります。
というのも沖縄はもともとクルマ社会で交通渋滞が発生しやすく、バスやタクシーだと近いのになかなか着かないなんてことがありえるからです。
そのため、所要時間も短く時間に正確なモノレールが観光客に重宝されています。
まず最初に3つのアクセス方法別の料金や所要時間をまとめましたので見ていただければと思います。所要時間と料金は、訪れる方の多い「県庁前駅付近」を目安に算出しています。
交通機関 | 料金 | 所要時間 |
モノレール | 260円 | 12分 |
バス | 230円 | 約15分 |
タクシー | 約1,200円 | 約10分 |
モノレール
那覇市内を走るモノレールは那覇市の交通の重要な役割を担っています。正式にはモノレールではなく「ゆいレール」と呼ばれるこのモノレールは、下の画像を見ていただくとわかる通り那覇の主要な場所にアクセスできるようになっています。
ゆいレールができたのは渋滞緩和のため
補足情報ですが、沖縄にモノレールが誕生した理由は沖縄県がクルマ社会であり那覇市内の交通渋滞が問題となっていたためでした。
そのため、いま現在でもクルマを利用する人は多くバスやタクシーなどで移動するとなると時と、場所によっては非常に深刻な渋滞に巻き込まれる可能性もなきにしもあらずです。
そういった理由からも那覇市内へのアクセスはモノレール(ゆいレール)がいいのではないかなと考えています。
時刻表
ゆいレールの運行本数は1時間あたり約6本となっており、だいたい10分に1本の間隔でモノレールがやってきます。ここでは通常期間の時刻表を掲載しておきます。
ゴールデンウィークやお盆などの繁忙期は特別な時刻表が組まれて運行本数が多くなります。そういった時期に行かれる方はHPをチェックしてみてください。
運賃
ゆいレールの運賃は均一ではなく、目的地によって異なりますのでご注意ください。
フリーきっぷあります
ちなみに、ちょっと料金の高めなゆいレールですが、1日乗車券(24時間利用し放題)と2日(48時間利用し放題)のきっぷもありますので、観光で何回もモノレールに乗る方はこのきっぷを買うのがオススメです。
1日乗車券 : 大人700円 小児 350円
2日乗車券 : 大人1,200円 小児 600円
※1日乗車券は自動券売機で発行した時間から24時間、2日乗車券は48時間有効です。
ICカード(スイカやパスモなど)は使えない
数年前までゆいレールでは沖縄で使える ICカード「OKICA(おきか)」しか使えなかったのですが、最近全国のICカードが使えるようになりました。
対象のICカードは下記のページでご確認ください。
乗車方法も特殊
ちなみにゆいレールでは乗車方法も少し通常の改札と変わっています。
よーく見ていただくとわかるのですが、ゆいレールの改札にはきっぷを入れる差込口がありません。そのため、切符にQRコードが印字されているので、その部分をICカードなどをタッチする場所に当てて改札を通ります。
これはけっこう特殊な例ですので知っておいたほうがいいかと思います。
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バス
バスは沖縄の交通手段の中では重要な役割を担っていますが、空港から那覇市内へのアクセスという面ではあまりよくありません。
というのも冒頭でもご説明しましたが、沖縄はクルマ社会であり那覇市中心部は渋滞が発生しやすいからです。皆さんも一度覇体験したことがあるかもしれませんがバスで渋滞につかまると非常にやっかいですので、バスを検討されている方はそういったリスクもふまえてご乗車されるとよいかと思います。
乗り場
市内への路線バス乗り場は三番となります。
時刻表検索は便利なサイトがある
市内へのアクセスがリムジンバスではなく路線バスとなると地元の人以外にとってはけっこうハードルが高かったりしますよね。
しかし沖縄のバスに関しては次に紹介する、とっても便利なサイトがありますのでそちらを使っていただくと簡単に目的地までの時刻表を検索することができます。
それがバスなび沖縄というサイトです。このサイトは時刻表はもちろんのこと、バスの現在地や乗り換えについて見れたりとかなり使いやすいサイトとなっていますのでバスでの移動を考えている方にはオススメです。
タクシー
沖縄のタクシーは初乗り運賃が1,750mまでで550円となっています。これは1,000mで410円の東京などに比べると少し安い水準となっていますので複数人で来られた方や大きい荷物をお持ちの方にはタクシーでの移動がオススメです。
先ほどタクシーで県庁前まで行った場合の運賃をお伝えした通り、1,000円ほどで空港から那覇市内まで行けてしまうのでちょっとでも早く楽にいきたいという方にはタクシーがオススメとなります。
しかし、バスのところでも述べたように那覇は交通渋滞が発生しやすくなっていますのでそういったリスクも考慮したうえで乗るようにしてください。
まとめ
今回は沖縄の那覇空港から那覇市内中心部へのアクセスについてご紹介させていただきました。
コスパならモノレール、荷物が多いならタクシー
最後にまとめということでお伝えすると、まずコストパフォーマンスという店で考えるとモノレールが時間も正確で料金も安くお得かなと考えています。
特に1日乗車券、2日乗車券があるため非常にお得にモノレールに乗ることができるのがオススメです。また、モノレールは那覇市内がある程度発展した後で作られたため、市内各地の主要な場所へのアクセスも抜群となっています。
こういった店からコスパで選ぶならモノレールが一番です。
しかしモノレールの場合大きい荷物などを持っていると移動が大変な場合もありますので、そういった場合にはタクシーを使って移動するのが良いかと思います。
市内中心部までも1,000円ちょっとなので非常に使いやすい交通機関の1つかと思います。
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