待ちに待った海外旅行。多くの方は日本でいつも使っているスマホやデジカメ、女性であればドライヤーやアイロンを持って行こうと思っている方も多いのではないでしょうか。
海外旅行とはいえ、やはりいつも使っているアイテムを使いたいし、スマホやデジカメにいたっては必須アイテムですよね。
しかし日本で使っている電化製品を海外で使おうと思っている場合は注意が必要です。なぜなら、海外では日本の電化製品をそのままでは使う事ができないからです。
その理由は日本と海外では、「電圧」と「電源の形」が違うからです。
そこで今回は、海外旅行で日本の電化製品を使うために知っておきたい「電圧」と「電源の形」のことを分かりやすく解説するとともに、どうやったら海外で日本の電化製品を使う事ができるのか、ということをお伝えするとともに、変圧器のレンタルについて「空港でレンタルできるのか?」や「空港で購入できるか?」といったこともお伝えしたいと思います。
もくじ
海外では日本とは「電圧」と「電源の形」が違う
海外で日本の電化製品をそのまま使う事ができない理由は「電圧」と「電源の形」が違うからです。そのため、海外で日本の電化製品を使うには「電圧」と「電源の形」の両方が正しく噛み合っていなければなりません。
電圧を正しくするのが「変圧器」、電源の形を正しくするのが「変換プラグ」
じゃあどうやって「電圧」と「電源の形」を正しくするかというと、それがよく聞く「変圧器」と「変換プラグ」です。
ただこの「変圧器」と「変換プラグ」は必ずしも必要ではありません。どこの国に行くのかによって必要だったり、必要じゃなかったりします。
しかしそれを理解するためには「電圧」がどんなもので「電源の形」がどんなものなのかを簡単にでいいので知っておく必要があります。このあと「電圧」と「電源の形」について詳しくご説明していきますので、頑張って付いてきてください。
電圧とは
電圧とは簡単に言うと電気の圧力のことですが、そんな圧力の話をされてもよく分からないと思うので次に言う事だけ理解してください。
電圧とは電化製品に書かれている◯◯V(ボルト)のことです。
とっても見づらくて申し訳ないのですが、iphoneの充電器であればこの赤丸の位置に「100-240V」と記載されています。
パソコンの充電器だとこのようにもう少し見やすいですが「100-240V」とかかれてあります。このように、◯◯V(ボルト)となっている数字が電圧です。
◯◯V(ボルト)の◯◯の数字が重要
そして電圧をみる時に重要なのが先ほどの写真で「100-240V」となっていた数字の部分です。実はこれがその電化製品が対応している電圧となっています。
先ほどの2つの例はどちらも「100-240V」となっていましたが、下の画像の日本製ドライヤーは「125V」となっています。
これはつまり、このドライヤーは125Vまでしか対応してないですよ。という意味なのです。このように、電化製品にはそれぞれ必ず「◯◯V」という表記で対応している電圧がかかれています。
そして電化製品はその電圧(◯◯V)が流れている国でしか使う事ができません。そのため、日本と同じ電圧の国以外では変圧器を使って圧力を変える必要があるのです。
電圧は国によって違う
電圧というのは各国によって異なり、100Vにしか対応していない日本の電化製品の場合は100Vに対応していない海外の国ではそのまま使う事ができません。
例えばフランスやイタリアは220ボルト、アメリカは110ボルトのように電圧は国よって異なっています。そのため、自分の持っている電化製品がどのボルトに対応しているのか確認する必要があるのです。
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見分け方は簡単!ボルトの数字は3種類だけ
ボルトの確認というとなんだか難しそうですが、日本の電化製品に書かれているボルトの数字は100V、125V、100-240Vの3種類だけです。
そしてこの中で世界中どこでも使えるのが100-240Vと書かれた電化製品のみになります。なぜなら100Vの電圧が流れているのは日本だけだからです。それ以外の国では100Vから240Vまで対応しているものでないとそのまま使う事はできません。
<主要国のボルト数(電圧)>
国名 | 電圧(V) |
日本 | 100 |
台湾 | 110 |
香港 | 220 |
韓国 | 110/220 |
タイ | 220 |
フランス | 220 |
イギリス | 220-230 |
イタリア | 220 |
アメリカ | 120 |
オーストラリア | 220-240 |
携帯やパソコン、デジカメの充電器などはほとんど100-240V
電圧ってなんだかややこしいな〜と思っている方もいるかもしれませんが、ご安心ください。ほとんどの方が持って行くであろう携帯の充電器やパソコン・デジカメなどの充電器は現在ほとんど100-240Vとなっており、電圧を変えなくても海外で使えるようになっています。
ただ、ヘアアイロンやドライヤーなどの電化製品は100Vや125Vの場合がほとんどでこちらはそのままでは使う事ができないので注意が必要です。
100V・125Vの電化製品(つまり日本の電化製品)を海外で使いたいなら変圧器が必要
そして100Vや125Vの電化製品を海外で使いたい場合は「変圧器」というものが必要です。変圧器というと何かものものしい感じがしますが、Amazonなどで普通に売っていますのでご安心ください。
ただ変圧器は安いものでも3,000円くらいするので正直なところ「変圧が必要な電化製品は持っていかない」という選択肢もありかなと思っています。
とはいえ女性であればヘアアイロンなどは必須のアイテムかと思いますので、そういった方は変圧器を購入して安全安心に使用してください。
ってゆうかコテ(ヘアアイロン)
変圧器買っても意味無いと知ったので
(電圧が対応しきれない)
結局海外対応のコテを買わなくちゃ
ってゆう無駄金…萎
まじ無駄足だった😷
買うもの多いし羽田までの往復交通費も
きっついし観光集金は別途だし
もう勘弁してくださいお土産何も
買えないw— HiTØMi∞埼玉crew☻LiSAッ子 (@HTM_UVERworld) 2016年12月11日
変圧器はレンタルできる?羽田、成田、関空、中部、福岡、新千歳で探してみた
当サイトの問い合わせの中で多いものに、「成田空港や羽田空港って変圧器のレンタルないんですか?」というお問い合わせです。そこで、この度国際線が発着する主要空港で変圧器のレンタルができるのかできないのか調べてみました。
結果から言うと上記の「羽田、成田、関空、中部、福岡、新千歳」全ての空港において変圧器のレンタルはありませんでした。
なのでどうしても必要な場合は空港で購入するか、事前にレンタルするか の2択になります。まずは急ぎの方が多いと思いますので、各空港で変圧器を扱っているショップをご紹介します。※ちなみに次に紹介する「変換プラグ」に関してレンタルWiFi会社でWiFiと一緒にレンタル可能です。
羽田空港で変圧器を購入できる店
電話 03-5579-7111
住所 〒144-0041
東京都大田区羽田空港2-6-5
羽田空港国際線旅客ターミナル2F
しゃもさん!変圧器空港のコンビニでも売ってるよー!(羽田の国際線ターミナル)
— いも食いて〜 (@imoccoy) 2017年10月6日
成田空港で変圧器を購入できるお店
カメラのキタムラ成田空港店
成田国際空港第2ターミナルビル4階
ラオックス 成田空港第1ターミナル店
「ラオックス 成田空港第1ターミナル店」では、機内や渡航先で便利な電源変換プラグ、スーツケースなどのトラベル用品をはじめ、訪日客の方々が帰国後にも使用できる海外仕様の家電(100V,120V,220V)に加え、理美容家電や土産菓子など、あらゆるカテゴリーの商品をご用意
営業時間 8:00~20:00
TEL 0476-32-5615
関西空港で変圧器を購入できるお店
ラオックス 関西空港店
営業時間:7:00~21:30
電話番号:072-456-6446
Redhorse
営業時間:7:00~21:30
電話番号:072-456-6665
中部国際空港で変圧器を売っているお店
福岡空港で変圧器を売っているお店
新千歳空港で変圧器を売っているお店
変圧器をレンタルする場合のおすすめサイトは?
もし仮に出発までに時間があるのなら変圧器のレンタルを考える方もいらっしゃるかと思います。変圧器のレンタル会社は、基本的に「スーツケースレンタル」の会社が扱っている場合がほとんどです。
【DMM.com】スーツケースレンタル など変圧器を扱っているサイトはいくつかありますが、単純に安く変圧器をレンタルしたいのであればアールワイレンタル というサイトが最も安く変圧器をレンタルすることができます。
ただし変圧器をレンタルするのにはアールワイレンタルに限らず恐らく全ての業者でいくつか注意点があります。
<変圧器をレンタルする場合の注意点>
①送料が別途かかる
②ドライヤーやアイロンに対応する変圧器はない
③早くても翌日にしか届かない
①送料がかかるに関して
まず①の送料に関してですが、先ほどちらっとお伝えしたように変圧器レンタルは基本的にスーツケースレンタルの会社が行っているので、スーツケースと一緒でない場合は 送料が発生します。そのため、商品自体が安くても結果的に高くつく可能性があるのでご注意ください。
②ドライヤーやアイロンに対応する変圧器はないに関して
②ドライヤーやアイロンは、先ほど「ワット」という単位をご説明したように、必要とする電源容量が大きいため普通の変圧器では耐えうる事ができません。しかし、レンタルできる変圧器というのはどのサイトでも「ドライヤーなどには対応していない普通の変圧器」となっています。
そのためもし仮にドライヤーやアイロンのために変圧器を借りようと思っているのであればそもそも海外対応のドライヤーやアイロンを借りる 方が値段も安く有益です。
ちなみにワイアールレンタルでは海外対応のドライヤーやアイロンを扱っているので、困った方はチェックされる事をおすすめします。(ちょっとドライヤーのクオリティは微妙かもですが安いです)
③早くても翌日到着に関して
レンタルサービスを利用する場合は当然ですが、商品をどこかから運んでくる必要があるので日数が必要です。
業界平均的には注文してから手元に届くまで2〜3日かかるようですが、アールワイレンタル に関しては早ければ注文の翌日には手元に届くそうなので、もし仮に急ぎで何か必要という事であればアールワイレンタルを利用する事をオススメします。
他のサイトは基本的に到着日を明記していないか、少なくとも2日以上かかるため時間を求めるならアールワイレンタルがオススメ です。
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電源の形を正しくするのが「変換プラグ」。電源の形とは?
もう一度おさらいになりますが、海外で日本の電化製品を使うには「電圧」と「電源の形」が正しくなければなりません。電圧に関しては先ほどご説明した通り、「100-240V」のものを使うかそうでない場合は「変圧器」を使うことで正しくすることができます。
しかし、電化製品は電圧を正しくするだけでは使うことができません。電源の形を正しくする必要もあります。とはいえ電源の形のお話は電圧に比べるととっても簡単です。
電源の形というのは、文字通り「電源(コンセント)の形」だからです。
海外はコンセントの形が違う
この見慣れたコンセントですが、実はこれ日本独自のコンセントの形であり海外ではこれとは違うコンセントの形をしているのです。つまり「電源の形」が違うのです。
ですので、海外に行く場合は日本のコンセントの形を海外のコンセントの形に合わせてあげる必要があります。例えば日本のコンセントの形は下の図のような形をしていると思います。
しかし海外の場合は、これはあくまでも一例ですがこんな形をしています。
いかがでしょうか?これだと明らかに日本のコンセントを差すのは難しいですよね。そのため、コンセントの形を正しくしてあげることが必要なのです。
電源の形を合わすには「変換プラグ」が必要
ではどうやって電源の形を合わすかというと、それが「変換プラグ」です。
※引用元:山形電気株式会社
ほとんどの国では日本と違う形
見ていただくとわかる通り日本はA型のコンセントを使用しています。これから渡航する先の国のコンセントが日本と同じA型であればそのまま使えるのでなんの心配もないのですが、ほとんどの国では日本と異なるコンセントの形をしています。
例えばということで、日本人に人気の国のコンセントの形がどうなっているのか下に簡単にまとめてみました。
国名 | コンセントの形 |
台湾 | A |
香港 | BF |
韓国 | A,C,SE |
タイ | BF,C |
フランス | C,SE |
イギリス | BF |
イタリア | C |
アメリカ | A |
オーストラリア | O |
いかがでしょうか?台湾やアメリカは日本と同じコンセントAのタイプですが、他の国々はAタイプではありません。そしてそのタイプはバラバラです。
そのため、海外旅行に行く場合は必ず渡航先のコンセントのタイプが何なのかを調べてAタイプ以外の場合は、その国のタイプに合った変換プラグを用意していく必要があるのです。
変換プラグは安い、Amazonなどで手に入る
変換プラグという名前を聞くとなんだか高そうな気もしますが、変換プラグは非常に安価で手に入りますしAmazonや楽天、また空港内のショップなどでも売っていますので気軽に手に入れることができます。
またこの画像のヤザワ 海外旅行用変換プラグように、様々なタイプの電源の形に対応できるようにセットで売られている場合も多いのでこういった変換プラグを買っておくと便利です。自分が旅行する国の電源の形をしっかり調べて準備しておきましょう。
各国の電圧と電源の形はいろいろなサイトでまとめられています
ここまで、海外で日本の電化製品を使うには「電圧」と「電源の形」が正しくないといけないというお話をしてきました。
実際に旅行に行かれる際はご自分の渡航先の「電圧」が何ボルトなのか、そして「電源の形」はどうなっているのかということを確認しなければなりません。
面倒だな〜と思う方もいるかもしれませんが、インターネットが発達した世の中なのでそんなものは検索すればすぐに出てきます。
こちらの「地球の歩き方」のHPの情報が詳しくて良いかなと思いますので、まずはご自分の旅行先の国の電圧と電源の形がどうなっているか確認してみてください。
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まとめ
さてここまで海外で日本の電化製品を使うには?ということで「電圧」と「電源の形」の話をしてきましたが、理解はできましたでしょうか?
海外で日本の電化製品を使用するには「電圧」と「電源の形」が正しいことが条件です。しっかりとご自分の渡航先の情報を確認して間違えのないよう準備していきましょう。
海外旅行に不安のある方は「はじめての海外旅行に行く人のための全手順!準備物?両替は?必要な手続きは?」という記事を参考にしてみてください。海外旅行に行くまでの全手順を掲載しています。