海外旅行の人気国アメリカ。その中でも多くの人がニューヨークのある東海岸とロサンゼルスなどのある西海岸のどちらに行くか悩むのではないでしょうか?
今回は、当時2歳3ヶ月のお子さんとご夫婦でロサンゼルス旅行に行ったnaoさんに体験記を書いていただきました!
もちろん、子連れでなくてもアメリカに行ってみたい!と思った方も是非読んでみて下さい。
もくじ
ロサンゼルスとサンディエゴに行った理由
私が行った場所はアメリカのカリフォルニア州にあるロサンゼルスとサンディエゴです。
この2つを選んだ理由は以下の3つの理由です。
- 気候が良かった
- ロサンゼルス近郊はテーマパークが豊富だから
- 映画「トップガン」の聖地であるサンディエゴに行ってみたかった
私が行ったのは4月の終わりから5月の頭、つまりGWの期間。
せっかくの旅行が雨で台無しになってしまわないように、行きたい国を選んだ後にその中で雨が少なく暖かい場所 を探したんです。
カリフォルニア州のベストシーズンは4月~10月と言われています。
私が行った時期も日本のGWの時期と変わらず、朝は少し肌寒く昼間は晴れていれば半袖でも大丈夫でした。
そしてロサンゼルスは近郊にテーマパークが多いのが特徴。例えばディズニーランドやナッツベリーファーム、ユニバーサルスタジオハリウッドなどがあります。
この中で私は、スヌーピーに会えるナッツベリーファームとユニバーサルスタジオハリウッドへ行きました。(後で行った時の写真なども載せています!)
3つめのサンディエゴについてですが、私はトム・クルーズ主演のトップガンが好きなので映画の舞台だった場所として選びました。ロサンゼルスからは、アムトラックと呼ばれる列車で行くことができます♪
ロサンゼルス、サンディエゴってこんなところ
ロサンゼルスは成田空港、羽田空港、関西国際空港から直行便が出ていて、日本からはだいたい10時間ほどかかります。
なので、ヨーロッパなどに行くよりはちょっと近いくらいの距離感です。
しかし、直行便になると料金が高くなってしまうので、今回は安さ重視で1度乗り継ぎ有りの中国便で行くことにしました。乗り継ぎ系の航空券はスカイスキャナーなどの航空券比較サイトを使うのが便利です。
治安はどんな感じ?
アメリカを旅行する際に一番気になるポイントが治安ですよね。
行く前に色々調べたのですが、どのサイトにも危ない場所には近寄らないようにと書いてありました。「ロサンゼルス・治安」や「アメリカ・治安」で検索するとすぐに出てきます。
治安の悪い地域は主にホームレスが多い所と書かれており、私が宿泊した場所の近くにもSKID ROW(スキッドロウ)と言うホームレスの方がたくさん生活している場所がありました。
行く前にSNSでどんな所かを写真で見て、あえて近寄るなんてことはしないようにしました。
ホームレスの方たちが悪いわけではないですが異国の地では何事もトラブルを回避したいですよね。
あと参考にしたのは「LA犯罪マップ」という、いつどこでどんな事件があったかが分かるLA日本国領事館のサイトがあります。
英語のサイトに飛びますがマップが表示され、過去の事件情報などが出てきますので行く際は参考にしてみて下さい。
逆にサンディエゴはロサンゼルスと比べ物にならないほど犯罪の件数は少ないのでそこまで慎重にはならなくて良いそうです。
昼間歩く分には全く問題がありませんでした 。
観光的魅力は抜群にいい◎
そしてロサンゼルスの観光名所と言えばサンタモニカ(ビーチ)、グリフィス天文台(夜景)、ハリウッド(映画系観光地)など様々ですが、個人的にはハリウッド地区が「アメリカに来た!」 と感じられるかと思います。
ハリウッドにはアカデミー賞が毎年行われるドルビーシアターやスターたちの足型と手形が見られるチャイニーズシアターもあります。
私が行った時はちょうどアベンジャーズの試写会があり、たくさんの人が行列を作っていました。あんな場所で映画鑑賞なんて憧れちゃいますよね!
こちらはチャイニーズシアターの隣のハリウッド&ハイランドというショッピングモールにある「バビロンの門」です。
門からはHollywoodの看板(ハリウッドサイン)が遠くの方に見えます。
サンディエゴには「行って良かった動物園ランキング」で世界一位になったことがあるサンディエゴ動物園があります。動物の種類は世界最多の800種類4000頭羽!
子どもは絶対に喜びそうです。
さらに、戦闘機や空母が好きな人には必見のミッドウェイ博物館があります。
ミッドウェイとはかつてベトナム戦争や湾岸戦争で使用された空母で、1980年代には横須賀に停泊していたこともあります。
2004年から博物館としてたくさんの戦闘機とともに展示されています。この戦闘機には実際に乗ることもできるため、とてもオススメです♪
小さい子供がいたので、食事はUbereatsで!
食事についてですが、我が家は小さい子がいたので基本的に外食はせず日本から持って行ったものを食べるかUberEATSを使いホテルに配達をしてもらった物を食べていました。
持参したものはインスタントのうどんやラーメン、コーン、お湯を入れると食べられる白米などです。デリバリーはピザや中華を頼みました。
日本で食べる麻婆豆腐の何倍も辛かったです 。お肉はかため…
まだ日本がUberEATSを使える前だったのでメニューの多さと便利さに感動したのを覚えています。
英語が話せなくても、今の世の中スマホがあるので伝わります!そして、アメリカは多民族国家なのでみんな優しくアジア人だからといって何かを言われることは一切無かったです。
むしろ子連れにはとても親切でベビーカーをたたんでくれたり、話しかけてくれたりと居心地はとても良かったです。
今回かかった旅費について
今回の旅行に必要だった費用ですが、私は安さを重視したので結構安く収まりました。
航空券は中国東方航空を使い、セントレア中部国際空港から上海浦東国際空港を経由でロサンゼルス国際空港へ行きました。
旅行代金の比較サイトでホテルと航空券のセット料金が一番安い予約サイトを選び予約をしました。ちなみに私が利用したサイトはエクスペディアです。
比較サイトについては有名なインスタグラマーの方がよくスカイスキャナーがおすすめと言っていて、シートピッチなども表示されるのでとても見やすいです♪
前置きが長くなりましたが実際にかかった費用はこんな感じです。
5泊7日分の料金になります。
国際線は2歳から運賃が必要なので注意してくださいね!
これをもし日本からの直行便にすると航空券だけで家族3人だと60万円くらい に跳ね上がります。(GW時期など)予約をした時期にも安さの秘訣がありますが、航空券やホテルの予約は早ければ早いほど安くなります。
航空会社によって予約開始の日にちは異なりますが、だいたいのところは約1年前から予約が可能です。私は8ヶ月くらい前に予約をしました♪
まとまったお休みが取れるとわかっている方は早めに予約することをおすすめします!
旅行記
それではここから、実際に私の旅行体験談をもとにロサンゼルスの魅力を紹介していきたいと思います!
1日目
時差があるので1日目は基本移動になります。長旅ですが、朝出発してそのまま朝に着くのはいいですよね。笑
10:10 上海浦東国際空港着 (飛行時間2時間15分) 機内食1回
乗継2時間50分
13:00 上海浦東国際空港発
10:05 ロサンゼルス国際空港着 (飛行時間12時間5分)機内食2回
※それぞれ現地時間になります。
機内食は麺類以外を選べば美味しいです。中国の麺は日本には無いような味がしました。笑
よく、中国の飛行機は遅延すると聞きますがセントレアからの便は前日から飛行機が空港に待機してあったので遅延はありませんでした。
しかし、浦東空港に着陸する際に他の飛行機の離発着の関係で下降と上昇を繰り返し30~40分ほど遅れて着陸ができました。
巨大な空港に関しては乗り継ぎの時間は最低でも3時間は必要と言われていますが、今回は2時間50分の予定が2時間ほどになりヒヤヒヤしましたが、1時間でセキュリティチェックなどを終えることができました。
飛行機を降りたら、必ずスタッフがいるので自分が行きたい国を単語でもいいので英語で伝える、もしくは航空券を見せるだけでもどこに行けばいいか教えてくれます。
我が家はそれが通用しました!
「アメリカ!」と言っただけで「あっち」と教えてもらえました。笑
ただ、係員に道を聞きたい人々が群がるので頑張って聞いて下さい。飛行機の機材はボーイング700-300erでした。USBケーブルも刺せます。
見ることができる映画の言語は中国語か英語のみなので、タブレットなどに動画を入れて子どもに見せてあげると、いざという時に助かります。
中国便のトイレは時間が経つにつれて汚れていくとネットで見ましたがまさにその通りでした。オムツ交換台付いていますが、ちょっと狭いので替えにくいです。
現地に到着
降機して進んでいくとWelcome to The United Statesの看板がお出迎えしてくれます♪
こちらは空港のファミリー用のトイレです。とても広く、左に見えるのはオムツの交換台ですが日本の物よりも硬く寝心地は悪そうです。
荷物を受け取って入国審査を終えタクシー乗り場へ。
予約したホテルはダウンタウンにあるミレニアムビルトモアホテルです。
タクシーを使い約40分日本円で7,862円を支払いました。結構高いですよね!これ以降はUberを使いました。
宿泊したホテルはたくさんの映画の撮影に使用されており、あのウォルト・ディズニーも宿泊したことがあるそうです。私が知っている映画はアーノルドシュワルツェネッガー主演のトゥルーライズです。
有名なホテルだけあってドアマンが常にいて、ロビーもゴージャスでした。
部屋に関しては、照明が少し暗く建物自体が古いため隙間風が気になりました。冷蔵庫は完備されていてテレビでYouTubeをみることができたので良かったです!
ホテルの前にパーシング広場という公園があり遊具もあるので他国の子どもと触れ合えることはとても新鮮でした。
ただ公園には馬に乗った警察官が2名いてアメリカらしいなと思っちゃいました。この日はホテル周辺をお散歩して終了です。
2日目
朝からナッツベリーファームへ。この日初めてUberを使いましたが、すごく簡単!
行きたい場所を指定して近くにいる運転手を待つだけ!
迎えに来る運転手の顔と車の車種とナンバーも事前に表示されます。(使用後も履歴から確認できます)
運賃も最初に表示され、支払いは紐付けしているクレジットカードで決済できるので目的地に着いたらお礼を言って降りるだけでOKです。
ただチップの金額を指定する画面が出てきますので選択してくださいね。
1ドル、2ドル、5ドルから選べます。
ナッツベリーファームまではホテルから約1時間で支払った金額は日本円で3,700円くらいです。ホテルの近くからバスも出ていましたが、車のほうが30分早く到着予定だったので車を選びました。
ナッツベリーファームは簡単に言うと絶叫系がメインの遊園地です。
この日は土曜日だったせいか、来場客が多く乗り物には乗らずに園内を歩いて回りました。スヌーピーと一緒に写真を撮ってホテルへ戻りました。
2歳児が乗れそうなものは無さそうでした。ちょっと勉強不足でした…
帰りは路線バスを利用しましたが、料金を忘れてしまったので調べたところ一人1.75ドルと書いてありました。約1時間半も乗って約200円ってとっても安いですよね。
午後からは時間が余ってしまったので、またUberを使ってハリウッドエリアへ行ってみました。料金は日本円で約2,000円です。
15年ほど前に一度、このエリアへ行ったことがありますが観光客が昔より倍増しているような印象でした。ハリウッドブルーバードと言うハリウッドのメイン通りがありますが、歩道は人だらけで歩くのが大変でした。
私はベビーカーを使いましたが、可能であれば抱っこ紐を使うと良いです。
この歩道では星形に有名人の名前が彫られたウォーク・オブ・フェームも見ることができます。
そしてもう一つ有名なスターの手形や足型が地面に彫られているプレートはチャイニーズシアターの劇場の前にありますよ♪
こちらがチャイニーズシアターです。
3日目
アムトラックという列車でサンディエゴまで行きました。車内は結構広くゆったりできます。二階建てです。
正直片道3時間の長旅なので行くか迷いましたが、次いつ行けるかわからないので勢いで行きました!約3時間で到着しました。
駅からミッドウェイ博物館までは徒歩10分700mの距離と、とても近いのでアクセスは最高です。
日本で入場券を購入していたので印刷して持って行った紙のQRコードを読み込んでもらい入場。(日本の旅行サイト等で事前に施設の予約ができるので楽ですよ♪)
船の甲板に行きたくさんの戦闘機を見学しました。ネットでは結構混雑していると書いてありましたが全くそんなことは無かったです。
博物館の中は実際に兵士が使っていた部屋や操縦室も見ることができます。
博物館からさらに700m歩くと野外ショッピングモールのような場所あり、そちらでアイスクリームを食べました。
ベン&ジェリーズというアメリカ発祥のアイスで日本でも通販を行っているようです。この後は再びアムトラックでロサンゼルスへ戻りました。
4日目
ユニバーサルスタジオハリウッドへ。Uberを使用し、約30分乗って日本円で1,800円くらいでした。
日本と同じユニバーサルシティウォークを通って入園ゲートへ行きます。セキュリティチェックを受けて入場しました。
ここのおすすめアトラクションは映画のセットなどを、動く車に乗って見学できるスタジオツアーというものでユニバーサルスタジオの中でも一番人気です。
ガイドの言語は英語、中国語、スペイン語を選べます。
見学コースは実際に映画の撮影のために作っているセットや、撮影に使ったセット、キングコングの3D映像、ジョーズの演出、宇宙戦争の飛行機の墜落現場など様々です。
こちらは「サイコ」の演出です。刃物を持った主人公がこちらへ向かってきました!
スタジオツアーは2歳児でも乗ることができましたが、結構揺れて大きな音もするので少しびっくりしてしまう子もいるかもしれません。
スタジオツアー以外は乗り物に乗らず、キャラクターと写真を撮ったりしました。日本では見たことのないキャラも多数いました。
例えばマダガスカルのライオン♪
キティちゃんもいました。
ユニバーサルスタジオとナッツベリーファームに行って私が感じたことはお土産類があまり豊富ではない印象でした。日本のテーマパークでよく見るようなお菓子類のお土産を見ませんでした。
結果、何も買っていません。笑
ちょっと物足りなさを感じました。
夜はOUE SKYSPACEへ
ダウンタウンにあるビルで高さ約300mの展望台からはロスの夜景を一望できます。ビル内には小さなレストランがあり飲食をしながら夜景を見ることもできました。
5日目
シタデルアウトレットへ。ダウンタウン(滞在ホテル)から15kmほど離れたアウトレットへ行きました。
規模は日本のものとだいたい同じくらいです。日本では買えない服や、日本で買うよりも安いブランド品をこちらで購入しました。
子供服のカーターズも安く買えました♪
この日は夕方過ぎには空港へ向かう予定だったのでホテルへ戻りチェックアウトしてUberで空港へ向かいました。
ここで少し失敗談をお話します。
私は予約した時点では5泊7日で予約をしたつもりでしたが、実際は4泊7日になってしまっていました。
チェックアウトをする日の深夜1時の航空券をとってしまっていたのです。笑
エクスペディアにも相談はしましたがホテルの1泊分はキャンセルが難しく、飛行機を1日ずらすとなると、40万の支払いになると言われたのでそのままにして本来チェックアウトすべき日の前日の夕方にホテルを出ました。
空港までは再びUberを使いましたが、3,400円ほどで到着できました。
到着したときは同じ距離でタクシーを使い8,000近く支払ったのでUberを使うととっても安いですね♪
他にももっと安い交通手段はあったのですが、巨大なスーツケースとベビーカー、35ℓのリュックと手のかかる2歳児がいたのでUberを使いました。
支払いもキャッシュレスでとても便利です。
行ってみて分かった、ロサンゼルス、サンディエゴの魅力と注意点
アメリカは噂に聞いていた通り子どもに優しくとてもフレンドリーでした。4月~5月の気候は居心地が良くのんびりとしたような感じです。
ただ、やはりところどころにゴミが大量に落ちていて、ホームレスなのか麻薬中毒者なのか大声を出している方はいました。
ホテルからその人の様子を見ていましたが、現地の人は普通に横を通過していたので日常茶飯事なのだと思います。
カルチャーショックですかね?笑
もうひとつビックリした点は、テーマパークなどにいる着ぐるみと一緒に写真を撮るときの待ち時間がないことです。日本では着ぐるみに人が群がり、長い列を作っているのをよく見ます。
アメリカではそれは全くなく、待っても5分以内でした。
ロサンゼルス、サンディエゴで行ってみてほしいところ
私がアメリカで2回行ったパンダエクスプレスがとてもオススメです!
これはアメリカ発の中華料理屋で、自分が好きなメニューを店員に伝えてプレートに入れてもらえます。どれも美味しかったです♪
今は日本にもありますが、本場のアメリカのお店にも行ってみて下さい♪
あとはダウンタウン内にリトルトーキョーというエリアがあり、日本の街並みや日本風のお店をみることができます。日本の食パンなんかも売っていてちょっと面白いエリアです♪
アメリカまで来て日本は感じなくてもいいって方は行かなくてもよいです(笑)
さいごに
ロサンゼルスとサンディエゴは小連れや友達同士での旅行者にとてもおすすめです!
カリフォルニア州自体がテーマパークの宝庫ですのでみんなで楽しくワイワイできるような方と是非行ってみて下さい♪
私が次に行くとしたらカリフォルニアディズニーランドやサンディエゴ動物園に行ってみたいです。
なにより、観光者にとても親切だという国民性に感動しました。
帰りの空港でも、セキュリティチェックの列に並んでいる際に子どもがグズって泣き出してしまいましたが、係員がすぐに来てくれて優先的に前に行かせてくれました。
これは到着時の入国審査も同じです。かなりの列でしたが、閉じているゲートを開けてくれたのですぐに終わりました。
その事に対して文句を言う方もいませんでしたし、とても子どもに優しい国です。遊ぶ場所も多いし、気候もよく、とても居心地がよいアメリカ。
行く所に迷っていたら是非行ってみてくださいね。