バルセロナ、マドリードなど有名な観光地が数多くあるスペイン。新婚旅行でも大人気の観光大国です。
この記事は、2015年にスペインを訪れたYayoiさんに体験記を書いていただきました。
もくじ
スペインに行った理由
もともとピカソなどスペインの芸術家が好きで、ずっとスペインの美術館めぐりをしたいと思っていました。また、私にとって旅行の醍醐味はやっぱり食事!
街並みや道行く人を眺めながら、昼からバルでワインを楽しみたい!
というわけで、美術とグルメの両方が楽しめるスペインに決定しました。
スペインってこんなところ
スペインはヨーロッパの西の端に位置する国。
現在日本とスペインをつなぐ唯一の直行便が東京・成田〜マドリッド線となっています。
往路復路それぞれの所要時間は、行きが約14時間30分、帰りが約13時間30分となります。2020年4月現在、日本からの直行便はバルセロナには就航していないので要注意です!
ダイレクトにバルセロナを目指す場合は、マドリッドあるいはその他のハブ空港でのトランジットが必須になります。
私の場合は日本発マドリッド着の便でしたが、費用をおさえるために直行便ではなく、往路復路ともにカタール航空を利用しました。
乗り換えの待ち時間で片道プラス5時間ほどかかってしまいましたが、世界でも屈指のサービスを誇るカタール航空のサービスを存分満喫することができました!
中東系の航空会社は羽田・成田夜発のことが多いので、仕事のあと直接空港へ!という方にはおすすめです。機内食も美味しく、アメニティも充実していて快適な空の旅が楽しめますよ。
スオエインの治安はどうなの?
スペインではぜひともナイトライフを楽しみたいところですが、現地の知り合いなどと行動する場合を除いて、早めに宿に戻ったほうが安心かと思います。
せっかくの旅行でトラブルに遭遇してしまったらとても残念ですよね。
特にバルセロナは世界でももっともスリに遭いやすい都市の1つとして知られています。観光名所、メトロなど公共交通機関を利用する際は要注意!
携帯や財布等の貴重品はポケットではなくカバンの中にしっかりとしまっておくようにしましょう。
万が一のトラブルに備えて、日本大使館、また所有しているクレジットカード会社の連絡先を控えておくと安心です!
海外旅行保険に入っておくか、保険が付いているクレジットカードを持っておきましょう。に入っておくのも忘れずに保険が自動付帯になるクレジットカードもあるので、現在お持ちのカードのサービス内容を見直してみてくださいね^^
スペインの食べ物はバラエティ豊富!
地方によって気候や風土が異なるスペインでは、料理のバラエティーも豊富です。
どんな小さな町に行っても必ずあり、スペイン人の生活に欠かせないのがバル 。
旅行者である私たちにとっても心強い存在です。カウンターにタパスが並んでいる場合は、指差しで注文できるので便利でした!
グルメスポットである、サン・ミゲル市場@マドリッドのバル。地元の人がチェキで写真を撮ってくれました!
サン・ミゲル広場外観。外から野菜売り場、バルの様子が見えます♪
また、日本で最も有名なスペイン料理といえばパエリアではないでしょうか。肉類や魚介類、野菜などが入った具沢山のパエリャ・ミクスタ(Paella Mixta)、イカ墨を混ぜ込んだアロス・ネグロ(Arroz Negro)など、種類豊富です。
どこも美味しいのでいろいろなお店に行ってトライしてみてください!
スペイン人にお馴染みの朝ごはんといえば、こちらのチョコラテ+チュロス。甘すぎる。。
スパニッシュオムレツ。食材はシンプルですがとってもおいしい◎
トレドで食べた魚介のパエリア。とっても美味しかった!
英語はあまり通じないので注意!
マドリッドやバルセロナ、その他地方の観光都市を除いて英語はあまり通じないように思います。
挨拶ができるだけでも現地の人との距離がぐっと縮まるので、「こんにちは」「これはいくらですか?」など、簡単な日常会話フレーズを予習しておくと安心です◎
とは言ってもスペイン人は明るい方が多いので、うまく話せなくてもボディーランゲージでなんとか乗り切れることもしばしば!(笑)
気軽に楽しんでコミュニケーションすれば良いと思います!
5泊8日スペイン旅行記
それではここから実際の旅程も踏まえながら、スペイン旅行を振り返ってみたいと思います。
私たちは2015年2月24日~3月3日の5泊8日いう日程で友人と2人でスペインを訪れました!旅費トータルで1人25万円ほどという旅行でした。
実際の日程はこんな感じでした!
私たちのスペイン旅行は簡潔に紹介すると以下のような日程でした。
▶︎東京羽田発、夜便のため機中泊。
▶︎明け方頃、ドーハ着。4時間ほどトランジット待ち時間。
2/25
▶︎正午頃、マドリッド・バラハス空港着。
▶︎宿泊先までは個人で移動だったので、メトロを利用しました。長時間フライトのお疲れが心配な方は、ホテルに送迎サービスを頼んでおくと安心です。
マドリッドのバラハス空港で電車待ち。
宿泊先のゲストハウスに荷物を置き、町の散策スタート!
2/26 マドリッド市内観光♪
2/27 トレドまで日帰り旅行♪
2/28 マドリッド→バルセロナへ移動。市内観光
3/1 バルセロナ市内観光♪ ガウディ建築、バルセロネータなど
3/2 正午頃バルセロナから羽田へ出発
3/3 深夜羽田着
主なマドリッド・バルセロナ市内の観光名所
プラド美術館 Museo national del Prado(マドリッド)
スペイン王室の美術コレクション約300点を中心として、1819年に開館。建物には歴史の重厚さが感じられ、館内もかなり広いです。有名作品をおさえたい方は、最低でも半日ほどみておくと良いかと思います。
プラド美術館の東側には、緑豊かなレティーロ公園(Parque de Retiro)があり、絵画鑑賞に疲れたらこちらで休憩していました。緑がいっぱいで、憩いの場が多いのがマドリッドの良いところ♪
トレド Toledo
見どころは、マドリッドからトレドへの日帰り観光!
歴史的にも重要な場所とされ、中世の街並みが残るコンパクトながらとても美しい街で、町全体が古都として世界遺産に登録されています。
アクセスは、マドリッドから高速鉄道Avantで約30分。あるいは、マドリッドのバスターミナルからAlsa社のバスで1時間~1時間半ほど。
列車は約13ユーロ、バスは約6ユーロほどと安価で、どちらも本数が多いので是非ともオススメしたいところです。
私たちは安さを優先し、バスをチョイス。マドリッドはから少し離れるともう田舎!広大な赤土が広がる風景はなんとも異国情緒溢れていました。
トレドは旧市街の石畳を歩いているだけで歴史の趣が感じられるような、そんな大人な街でした。街中にある大聖堂も重厚感漂い、ついつい圧倒されてしまいました。
サグラダ・ファミリア教会 Basilica de la Sagrada Familia(バルセロナ)
ガウディ建築を語るうえで絶対に欠かせないのがサグラダ・ファミリア教会!
なんと、2026年の完成を目指して未だに工事が続けられているのです。内部に関しては、2010年には長い歳月をかけて聖堂が完成。
チケット売り場は混んでいるので、事前に公式サイトやベルトラなどのオプショナルツアーサイトからオンラインで購入しておくと並ばずに済みます。
特に塔に上る場合は、人数制限があるため事前購入しておくと安心◎
私が行った際は事前予約を忘れてしまい、チケット売り場が長蛇の列!泣く泣く内部の見学を諦めました。。 写真のように、外から見るだけでも相当な存在感があります。
サン・パウ病院 Hospital de sant pau(バルセロナ)
比較的新しい世界遺産としてはサン・パウ病院は一見の価値ありです。
ドメネク・イ・モンタネールという芸術家(当時ガウディ以上に名声があったとされています)の最大のプロジェクトとして着工されたのがこちらの病院で、2009年まで実際に病院として使われていました。
私が訪れた際は、休日だったからか中庭で幼児向けのワークショップが行われていて、子供たちがとても楽しそうにており、なごみました♪
日本だと子どもを美術館などに連れて行くのは敷居が高いような気がしますが、スペインでは美術館に子どもがいるのはよくある光景。
館内は静まり返っておらず賑やかで、そんなところにもスペインらしさを感じます♪
スペインで絶対いくべきところ
やはりバルめぐりがスペインの醍醐味だと思います。
マドリッドのサン・ミゲル市場、バルセロナのサン・ジョセップ市場ともに、バルはもちろん果物や野菜、魚介類のほか地域の珍しい特産物がいっぱいで、歩き回るだけでも楽しめます。
サッカー好きな方は、FCバルセロナの本拠地カンプ・ノウ・スタジアムに行かれてみてはいかがでしょうか?
チケットは公式サイトやスタジアムの窓口で販売しています。対レアル・マドリッド戦やチャンピオンズリーグなど優勝のかかった試合を除けば売り切れることは少ないと言われています。日本の代理店を通して買うのも◎
ヨーロッパの美術館は学割やシニア割が利くことが多いので、身分証や学生証などを持っていくとお得に鑑賞ができるかも?(スリには注意!)
またスペインを代表する芸術家といえばピカソも有名。こちらはピカソ美術館の外壁です。
スペインはこんな人におすすめ
さてここまで紹介してきたスペインですが、どんな人におすすめかと言いますと、ズバリひとつの国を、いろいろな地域をめぐりながらどっぷりと楽しみたい方!です。
スペインには今回紹介したマドリッドとバルセロナ以外にも、スペインには魅力的な都市がたくさんあります。マヨルカ島やイビサ島などはスペインでも屈指のリゾート地です。
ぜひ、グルメから芸術、スポーツまでさまざまな顔を持つスペインを楽しんでいただければと思います!