日本人なら誰もが一度は行ってみたい国、イギリス。風格と歴史のある街並みや、本場ヨーロッパの雰囲気を味わいたい人には魅力的ですよね。
今回は、そんなイギリスに5泊7日で弾丸旅行に行ったEmiさんに体験記を書いていただきましたので、ぜひ参考にしてみてください。
もくじ
イギリスに行った理由
グラスゴーに留学している友人に会いにくのが第一目的でしたが、初めてのヨーロッパというのもあり、比較的治安が良いイギリスにしました。
イギリスの場所はこのあたり
日本とイギリスは約9,000km離れていて、飛行機で移動する場合約12時間ほどかかります。
私は初めてだったので直行便を使いましたが、費用を抑えたい方や慣れた方はドバイやトルコでのトランジットも可能です。
また時差が9時間あり、日本の方が9時間早いため、例えば午前10時の飛行機に乗った場合、現地時間の13時頃に到着することができます。
現地での滞在時間をたくさん取れる一方、時差ぼけにもなりやすいので注意が必要です。
イギリスは日本より北に位置していますが、冬はそこまで寒くなく、日本と同じくらいと考えていれば大丈夫です。ただし、日照時間が比較的少ないので「天気悪いな」と感じてしまうことが多いのも頭に入れておきましょう。
実際に行ってみてイギリスはこう感じた
イメージ通り、ヨーロッパならではおしゃれな街並みと文化を感じられて、歴史も自然も満喫できる国だと感じました。
また想像以上に人は親切で治安が良かったので、大好きになりました。治安はヨーロッパにしては良いので、そこまで神経質にならなくても大丈夫です。夜も比較的遅くまで活動できました。
食べ物に関しては、イギリスの食事はマズイと有名ですが、けっしてマズイわけではなく普通なのです。笑
食べたものですごくマズイと思ったものはありませんでした。ただバリエーションが少ないので長期滞在では飽きがくると思います。
唯一おいしかったのはアフターヌーンティーの洋菓子でした。ぜひ試してみてください!
言葉に関しては英語しか通じませんので、語学力に自信がない方はツアーなども検討してみても良いかなと思いました。
5泊7日イギリス旅行記
それではここから、実際に私の旅行体験談をもとにイギリスの魅力を紹介していきたいと思います!
1日目
東京(羽田)11:40発(ANA)→ロンドン(ヒースロー)15:25着→ロイヤルナショナルホテルへ
宿泊したホテルは大英博物館近くのロイヤルナショナルホテル(Holborn駅から徒歩5分ほど)。空港からメトロピカデリー線1本で行けます。
この日は大したことはせず、次の日に備えて休養しました。
2日目
国会議事堂→バッキンガム宮殿→ウエストミンスター寺院→自然史博物館→夜行バスでエディンバラ
国会議事堂 ★世界遺産★
まず訪れたのがイギリスの国会議事堂。通称ビッグベンと呼ばれ有名な建物です。
1090年ウエストミンスター宮殿として建てられ、当時は国王の住居や政治執行の場として機能し、議会政治が生まれた場所です。
外から眺めるだけでも壮麗なゴシック建築で、テムズ川からの風景はまさに「ザ・ロンドン」です。
お時間がある方は内部のガイドツアーも可能で、下院や上院の見学もできます。夜になるとライトアップされるので行く時間によって違った景色が楽しめます。
バッキンガム宮殿
次に訪れたのがバッキングガム宮殿。イギリス王室が住む現役の宮殿です。
内部はヴィクトリア様式の広間、音楽室、王族の居室など650もの部屋が並びます。7.8月には一部内部が公開されますが私は2月に行ったので 内部は見られず、宮殿前の広場での衛兵交代式を観ました。
交代式は宮殿の警護を終えた衛兵とこれから警護につく衛兵が交代する式で、人気の催しです。
演奏しながら歩く鼓笛隊や馬に乗りながら登場する騎兵隊の行進が見所です。11:30頃始まるので早めに行って場所取りをすることをお勧めします。かなり混み合うのでスリにも注意してください!
ウエストミンスタ-寺院 ★世界遺産★
王室関連の主要行事を執り行う場で、1066年以来戴冠式(国王が即位の後、王位への就任を宣明する儀式)が執り行われてきた教会です。
戴冠式のいすや主祭壇といった見所がたくさんありますが、内部は写真撮影できないため目に良く焼き付けてくださいね。
自然史博物館
世界屈指のコレクションを誇り、生命や自然科学に関する収蔵品は7万点もあります。この規模の博物館が無料で入れるなんて日本では考えられない!と感動しました。
特に恐竜の展示室は巨大な恐竜の骨が出迎えてくれて迫力いっぱいです。
また、動物のはく製もたくさんあるので日本であまり見ない動物が展示されており興味深かったです。お子様の教育にはもってこいの場所なので家族連れには1番お勧めします。
私は理系の人間なのでかなり楽しめましたが興味がない方はここはパスして大英博物館に時間を割くことをお勧めします。笑
夜行バスでエディンバラへ移動
友人に会いに行くため、エディンバラ経由でグラスゴー(スコットランド)へ向かいました。
往路は節約したかったのと時間を有効に使う為、National Expressの夜行バスを使いました。このバスチケットは買う日によってはかなり安く、13ポンドほどで購入できる日もあります。
乗る曜日や空席状況にもよるようで、日々株のように値段が変化しますのでいつ買うかのタイミングが大切です。
私はギリギリに購入したので30ポンドほどでした。
22:30にヴィクトリアコーチステーションから乗車し、朝8:00にエディンバラのバスステーション到着します。バスのクオリティとしては最悪で、運転が荒すぎて死ぬかと思いました。
急カーブでもスピードを落とさず、かなり揺れてまるでジェットコースターのようでした。もう二度と乗りたくないです。。笑
3日目
エディンバラ到着→エディンバラ城→グラスコー→飛行機でロンドンへ
エディンバラ城 ★世界遺産★
18世紀にイングランドと合邦するまで独立した王国だったスコットランドの首都がエディンバラです。
鉄道を境に街は2つに分かれ、中世の風情を残す旧市街と18世紀の都市計画で誕生した新市街があり、街じたいが世界遺産になっています。
王の通りロイヤルマイルと呼ばれる石畳の道を通って、西端の丘の上のエディンバラ城を目指しました。
ショップやパブが立ち並ぶ街並みは中世にタイムスリップしたような気分。
ところどころにタータンチェックのスカート状の民族衣装「キルト」を着て歩く現地の方もいてスコットランドらしさを感じました。
石畳を登り切ったところにエディンバラ城が見えてきます。冬はかなり寒いので少し距離を感じましたが、日本では見られないこれぞ古城だというお城で歴史を感じられる建物で感動しました。
お城からの眺めも最高なので楽しんでほしいです!
グラスゴー
エディンバラから電車で1時間10分ほどで、スコットランド最大の経済都市グラスゴーに到着します。
私は友人と会う目的で訪れましたが、なかなかここまで行く方はいないかと思います。弾丸旅行ではおすすめしませんが時間がある方はグラスゴーで1泊するプランはありかと思います。
私は時間がなかったのでハリーポッターのモデルになったといわれているグラスゴー大学を観にいきました。
校舎自体が美しいゴシック式で、ウエストミンスタ-宮殿に次ぎイギリスで2番目に大きいものです。こちらも無料で入れるのですが、大学というより映画のセットのような壮大さで圧巻。
中にハンタリアン博物館という医学関係の展示が多い博物館があり、日本ではあまり見られない貴重な展示でした。
夕方にロンドンに戻る為グラスゴー国際空港へ向かいました。時間の関係とバスへのトラウマから復路は国内線でロンドンへ戻りました。1時間半ほどで到着し、1万円ほどかかりましたがバスよりはるかに快適に移動できました。
<4日目>
キングスクロス駅→ロンドン塔→タワーブリッジ→ケンジントン宮殿→ハロッズ
キングスクロス駅
ハリーポッターのホグワーツ特急始発駅のロケ地として有名でフクロウのヘドウィグの人形が設置された撮影スポットは連日行列です。
ハリーポッターショップもあるのでファンの方は貴重なお土産が買えますよ!私は写真撮影だけしてロンドン塔へ向かいました。
ロンドン塔 ★世界遺産★
王宮や貴族の処刑場や牢獄として悲劇の舞台となった城砦です。
今は観光地になっており明るい雰囲気です。1番オススメはジュエルハウスという王家の宝物庫の展示されている世界最大級の大きさを誇る530カラットのダイヤモンドです。
タワーブリッジ
ロンドン塔からテムズ川沿いをあるいてタワーブリッジへ向かいました。
ロンドンのランドマークで重厚なゴシック様式の跳ね橋です。渡るだけなら無料なので時間がない方は景色だけ見るのもお勧めします。
ケンジントン宮殿
チャールズ皇太子がダイアナ元妃と暮らした宮殿で、幼少のウイリアム王子も住んでいた宮殿です。
宮殿の一部は今も王室の方が暮らしていますが、一部公開されています。ヴィクトリア女王に関する展示や気品あふれるケンジントンガーデンがおすすめです。
ハロッズ
日本でもテディベアで有名な老舗デパートです。
基本的に高級なお土産やブランド品ばかりなので大人の女性は楽しめるはずです。
何も買わなくても外観のライトアップを観たり、ウィンドウショッピングだけでも楽しめますよ。周辺には高級ブティックも並びます。
5日目
大英博物館→アフターヌーンティー→日本へ帰国
大英博物館
世界一の規模を誇るミュージアムで1日あっても周りきれません。
ここも無料で入れることが信じられませんでした。私は半日しかなかったので有名な展示だけを絞って回りました。書きたい事は山ほどあるので、1番のおすすめだけ書きます。
それはロゼッタストーンです。
3種類の文字がアートのように綺麗で感動しました。これは皆さんに見てほしいです。あとは、ミュージアムショップも手ごろな値段で珍しいお土産が買えるのでぜひ寄ってください。
帰国:ロンドン(ヒースロー)19:00発(ANA)→東京(羽田)翌日15:50着
行ってみて分かったイギリスの魅力と注意点
行ってみて分かったイギリスの魅力は、とにかく観光するところはたくさんあって、見所いっぱいの国ということ。
博物館めぐりで学ぶもよし、世界遺産で歴史を感じるもよし、ミュージカルで芸術を感じるもよし、それぞれの目的に合わせて楽しめる国です。
注意点としては、今回食事について触れなかったことから伝わるかもしれませんが、グルメ目的ではおすすめしません。
ただ決して料理がまずいわけではないことを誤解しないでいただきたいです。サンドウィッチやフィッシュアンドチップスばっかりでバリエーションがないという点でおすすめできません。
イギリスで絶対行くべきところ
大英博物館が一番のおすすめです。天候にも左右されませんし、学生時代習った有名な展示物を生で見られるので感動します。これで無料なので尚更行くべきです。
以上、5泊7日のイギリス旅行記でした。イギリスは治安がよく、観光スポットも多いので初めてのヨーロッパ旅行におすすめの国の一つです。ぜひ検討してみてください!